宝塚歌劇団の沼にハマりたい!でも、まずはどんな作品を観ればいいのかわからない!
そんなお悩みを持っていませんか?
1本物と2本立てだったらどっちがおすすめ?
名作が観たいけど何から観ればいい?
そんな宝塚初心者の疑問に答えます。また、宝塚ファン歴史半世紀の私が独断と偏見でおすすめする、宝塚初心者が観るべき作品5選も紹介します。
これを読めば、まずはどんな作品から観ればいいか、きっと分かりますよ♪
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お芝居とショーの2本立てが宝塚の醍醐味
宝塚は基本、お芝居とショーの2本立て公演です。
お芝居を見て、30分の休憩に入り、ショーを見る…この構図が宝塚の基本中の基本です。ここでは、宝塚2本立ての雰囲気を味わってもらうべく、お芝居とショーの組み合わせパターンについて紹介します。
日本物のお芝居とクラシカルな王道ショー
まさに和と洋の両方が楽しめるお得パターンです。がっつり白塗りメイクに着物&草履でしっとりとしたお芝居を堪能し、30分の休憩でリセット。
次に幕が開くと、「これぞ宝塚!」と言わんばかりにパステルカラーが埋め尽くすショーが始まります。
白塗りメイクからクラシカル洋風メイクに変わってしまうと、せっかくお芝居でお気に入りを見つけていたのに、ショーでは見失うというラビリンスに迷い込みますが、それこそが沼にハマる瞬間なんです。
王家のスキャンダルがテーマのお芝居とラテン系ショー
宝塚の舞台は、意外にも濃厚ラブシーンが芝居の中に散りばめられています。最近でも『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』の中で、王妃と奴隷のラブシーンがあって、NHKで録画したのを何回繰り返して観たことか。
そんな濃厚ラブシーンが混入しているお芝居の後のラテン系ショーは胸焼け案件です。ラテン系は黒塗りと呼ばれるメイクをするのが定番で、元来の宝塚メイクをさらに濃くしたようなメイクが施されます。衣装も原色ギラギラでドギツイ。
このクドさに耐えられたら、あなたも宝塚初心者卒業かもしれません。
号泣必至の悲話お芝居とコミカル路線まっしぐらショー
まさに涙と笑いの2本立て。感動でいっぱい泣いた後に、コミカルなショーで笑わせてくれるなんて、これはもう理想の彼氏です。
こんな組み合わせの2本立てに巡り会えたら、幸せですね。
観ごたえ満点!大作揃いの1本立て作品
『ベルサイユのばら』以降、宝塚では数々の名作・大作が上演されています。ミュージカルを宝塚風にアレンジしたものや、長編小説やアニメの舞台化など、観応えのある作品が勢揃いしています。
ここでは、宝塚1本ものの作品パターンを紹介します。
海外ミュージカル作品
海外ミュージカル作品は版権を購入して上演をします。購入するには、おそらく1,000人が入る劇場で、チケット代が1万円とすると1千万円の売り上げがあるとして、その2割に当たる200万円/公演日数が版権代です。
つまり、10公演をすると、1作品に支払う版権は2,000万円になります。
宝塚では海外ミュージカルをたくさん上演していますので、それだけお金がかかっているとわかります。
ここで大切になるのはスポンサーです。組子にスポンサーが付いていて、そのスポンサーの冠公演となるとお金を援助してもらえるわけですね。
宝塚のスポンサーについてはこちらの記事をどうぞ↓
宝塚オリジナル作品
宝塚オリジナル作品とは、原作がなく、ゼロから宝塚の座付き演出家が作品を作り、演出までを担う作品をいいます。
オリジナル作品は、宝塚独自の脚本で演出されるのですが、残念ながら大ヒットと呼ばれるものはありません。
漫画・アニメ原作作品
宝塚は、これまでたくさんの漫画やアニメ作品を舞台化してきました。有名なのは、やはり『ベルサイユのばら』です。
『ベルサイユのばら』は空前の大ヒットとなり、宝塚の名前を日本だけでなく海外にも知らせるものになったのではないでしょうか。
漫画やアニメ作品も海外ミュージカル作品と同様、版権の購入が必要です。
独断と偏見で厳選したおすすめ宝塚5作品
おすすめ作品は、人によってさまざまです。これから紹介する作品は、あくまでも私の好きな作品ですので、ご了承の上ご覧ください。
ノバ・ボサ・ノバ
初演は真帆しぶきさんですが、私はなんといっても安奈淳さんの『ノバ・ボサ・ノバ』がたまらなく好きです。当時はチケット代も安かったのと、コネがあったので毎週末宝塚大劇場に通っていました。
八百屋舞台があるのを知ったのも『ノバ・ボサ・ノバ』でしたし、大階段を使わない作品を観たのも『ノバ・ボサ・ノバ』が初めてでした。
差別問題があって、今後は宝塚での上演はない!とおっしゃる方もいますが、観る機会があったらぜひ観ていただきたい作品です。
壬生義士伝
引用元:宝塚歌劇団公式HP
浅田次郎氏のベストセラー小説「壬生義士伝」は、2002年にドラマ化・2003年に映画化されており、2019年に宝塚で舞台化されました。
南部藩の下級武士として生まれた吉村貫一郎を望海風斗さんが熱演し、素晴らしい作品に仕上がっています。
何度観ても泣いてしまうし、泣きたい気分になった時は観たくなる作品です。
エリザベート
引用元:宝塚歌劇団公式HP
宝塚の王道ともいえる作品ですが、『エリザベート』は外せません。宝塚5組すべてで上演されており、中でも明日海りおさんのトート役がおすすめです。
明日海りおさん率いる花組の『エリザベート』についてはこちらの記事をどうぞ↓
主演の明日海りおさんも素晴らしかったですが、エリザベート役の蘭乃はなさん、ルイジ・ルキーニの望海風斗さんもハマり役でした。ぜひご覧ください。
PUCK
1992年に月組で初演された作品で、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』がモチーフになっています。松任谷由実さんがテーマ曲を提供しており、当時は話題作でした。
涼風真世さんをイメージした妖精・PUCKが人間に恋をする物語ですが、この作品を観ると心が温かくなり、ピュアな気持ちになれるので大好きです。
その後、2014年に月組で再演されていますが、なんとも期待外れ。この作品は涼風真世さんのための作品なので、再演はなくてもいいかな〜と思っています。
ベルサイユのばら
引用元:宝塚歌劇団公式HP
宝塚ブームの火付け役となった作品ですので、これを観ない手はありません。ストーリー展開や演出など時代を感じますが、それでもThe 宝塚!の王道のような作品です。
ゆめゆめしい衣装やバラが散りばめられた舞台は、何歳になっても乙女心をくすぐられます。まだ、観ていない方はぜひ!
加入月は無料で視聴できるので、「こりゃ必要ない!」と思ったら解約OKです。
まとめ
宝塚は、夢のある世界で、現実逃避するにはぴったりの場所です。興味がある方でしたら、観れば必ずお気に入りのスターさんが見つかるはず。
そうなれば、もうあなたは沼の住人です!
今日から「私は宝塚ファンです!」と名乗りましょう。素敵な作品に出会って、これからも一緒に宝塚を応援しましょうね。