雪組の朝美絢さんといえば、その美貌でテレビ出演すればSNSでトレンド入りするくらい定評がある方です。
現在(2023年6月)、雪組の2番手スタートして活躍をしていますが、ここにきてトップスターになれるかどうかの疑念が上がっています。
この記事では、朝美絢さんのトップスターになれる可能性と懸念要素について深掘りします。
※あくまでも個人の意見ですので、悪しからずご了承の上お読みください。
トップになるための条件とは?
宝塚歌劇団でトップスターになるためにはいくつかの条件があります。その条件を朝美絢さんが満たしているか、一つずつ見ていきましょう。
条件は満たしている
宝塚トップスターになるためには、新人公演の主演・バウホール公演主演・東京や神奈川の外部劇場公演での主演をこなしておく必要があります。
宝塚トップスターについての詳しい記事はこちらをどうぞ↓↓↓
朝美絢さんはいずれの条件も満たしており、トップスターになれる要素は持ち合わせていると言えるでしょう。条件面では文句ありませんね。
人気は今後も爆発するはず
朝美絢さんが今後さらに人気を爆発させられるのは間違いありません。その理由は、ズバリ!ルックスです。
人が宝塚に求めるものは、やはり美しさです。そのため、綺麗なお顔の人に惹かれるのは当然のことではないでしょうか。
好き・嫌いを除外視しても、朝美絢さんのお顔を「美しくない!」と言い切れる人は少ないと思われます。
人の視線を惹きつける容姿であるのは、人気商売ではかなり有利です。トップスターとなって目立つ存在になれば、いわゆる「顔ファン」が増えるはず。宝塚歌劇団側としても有難い存在でしょう。
こなせる役柄の広さ
朝美絢さんはルックスの美しさから、娘役もこなせる方です。線も細いので、娘役をしても違和感がないのはタカラジェンヌとしての強みと言えます。
かつてのトップスターの中には、女性なのに娘役をすると「女装」と言われてしまう方もいましたが、朝美絢さんは少なくともそんな「悪口」っぽいことは言われなくてすみそうです。
ルックス以外にも演技力の高さにも定評があります。例えば過去作の「アーサー王伝説」のランスロットと「壬生義士伝」の斎藤一とではまるで別人です。よければ見比べてみてください。
トップスターになれないと思われる点は?
朝美絢さんはトップスターになれないのでは?との声が聞こえてくるのはどうしてでしょうか。条件も素養もあるのに、もしかしたらトップスターにならないまま退団するのでは?との噂もちらほら聞こえてきます。
ここでは、朝美絢さんがトップスターになれないと思われるポイントについて深掘りします。
95期生だから
宝塚歌劇団の95期生といえば、宝塚ファンなら誰もが知っている黄金期です。神7と呼ばれるほどのタレント揃いで、奇跡の学年でもあります。
宝塚歌劇団95期生についてはこちらの記事をどうぞ↓↓↓↓
ただ、95期生からはすでに3名が現在のトップスターに君臨中、娘役トップスターも3名輩出しています。
2番手には朝美絢さんと桜木みなとさんが控えているわけですが、実は2番手で次期トップと期待されていた水美舞斗さんと瀬央ゆりあさんはトップにはならず専科に移動しています。
今となっては95期生からトップスターを出すのは、時期的に遅いのではないかと思われる状況です。
下級生の追い上げ
現在の100期生・101期生には95期ほどの話題性はないものの将来有望な人材が揃っています。中でも100期生の聖乃あすかさん・風間柚乃さん・極美慎さん、101期生の縣千さん、102期生の風色日向さんにはダイキンのスポンサーが付いており、さらには、大阪万博のアンバサダーにも就任しています。
未だスポンサーが付いていない朝美絢さんとでは話題性の点でも優れていると言えるでしょう。
身長問題
朝美絢さんの残念なところは身長です。169cmは男役としてはかなり小柄になります。人気があるために男らしい役柄にも恵まれていますが、人気に恵まれない場合は子役か老人役がほとんどだったかもしれません。
宝塚の男役の身長についてはこちらの記事をどうぞ↓↓↓↓
最近では娘役の身長も高くなっており、ヒールを履かれてしまうと朝美絢さんくらいの身長ではあっさりと抜かれてしまいます。
トップスターになっても、相手役をかなり選ばないといけない現状が控えています。
2番手はトップスター確約席ではない
宝塚の2番手に上り詰めるには、実力以外にも人気も必要とあって、誰でもなれるものではありません。しかし、ようやく上り詰めた2番手の場所も、次期トップスーの座が約束されているものではないのです。
ここでは、これまで2番手に上り詰めておきながら、トップスターになれなかったタカラジェンヌを紹介します。
2番手切りとなった人
昔の宝塚には絶対になかった『2番手切り』という言葉があります。昔、少なくとも私が宝塚に熱狂していた大地真央さんから天海祐希さんくらいの時代には、2番手になれば当然次はトップスターとして組を背負っていましたから。
ところが最近ではわざわざ組み替えをしてまで2番手になったのに、退団になってしまうケースが発生しています。
1人目は彩吹真央さん。
1994年 80期生として入団。組まわりを経て雪組配属
2005年11月『落陽のパレルモ』で花組2番手
2006年12月 雪組へ組替え、雪組2番手に就任
2010年4月 雪組2番手のまま退団
2010年9月 音月桂(84期)が雪組トップスター就任
2人目は、美弥るりかさん。
2003年 89期生として入団。星組配属。入団当時の成績は4番。
2012年4月 月組へ組替え
2016年10月 珠城りょう(94期)の月組トップ就任に伴い、月組2番手に昇格
2019年6月 「夢現無双/クルンテープ」で退団。2番手としては異例のサヨナラショーが開催された。
3番目は、瀬戸かずやさん。
2004年4月 90期生として入団。花組に配属。入団当時の成績は27番
2020年 花組2番手として東上公演初主演。
2021年7月4日 最初で最後となる2番手羽根を背負い退団。
4番目は、愛月ひかるさん。
2007年、宝塚歌劇団に93期生として入団。宙組に配属。入団当時の成績は20番。
2019年2月26日付で宙組3番手から専科へ異動。11月1日付けで星組へ組み替え。
2020年 「眩耀の谷/Ray」より、新生星組の2番手に昇格。
2021年12月26日 「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」で退団。2番手としては異例のサヨナラショーが開催された。
トップスターになるには、タイミングも大切なのだとわかりますね。
2番手で専科入りした人
2番手として人気も実力もあるのに、専科入りした方もいらっしゃいます。まずは、水美舞斗さん。花組2番手としてかなり人気がありました。しかしファンの間では、住友カードのスポンサーを持つ永遠輝せあさんが花組に移動し、柚香光さんの後のトップとして成長するまでの繋ぎの2番手としてみられていたようです。
次に瀬央ゆりあさん。星組2番手ではありませんでしたが、順当にいけば2番手就任だったし、そう思っていたファンも多かったでしょう。ところが月組から暁千星さんが組み替えとなり、1年近く番手ぼかしがありました。その後、瀬央ゆりあさんの専科移動で決着がついた形に落ち着いたようです。
2番手退団が懸念される人
現在2番手のタカラジェンヌで退団、または専科への移動が懸念されるのは月組の鳳月杏さんです。入団してすぐに月組に配属されましたが、2014年12月28日付で花組に配属。その後2021年の月城かなとさん・海乃美月さんトップお披露目公演で月組2番手に就任しました。
しかし、現トップの月白かなとより3期も先輩であるため、常に若返りをしていくべき宝塚の舞台で、鳳月杏さんがトップスターになる可能性は極めて低いと思われます。
結果、朝美絢がトップスターになれる可能性は?
宝塚トップスターになる平均学年は13年と言われています。朝美絢さんは今年14年目を迎えており、ギリギリのところだと思います。
トップスターになれなくはないけど、なっても短期政権で終わるのでは?
というのが、私の見解です。100期生以下、キラキラジェンヌがたくさん育ちつつあり、しかもスポンサーまで付いているとあっては、何の後ろ盾もない朝美絢さんは少々不利かもしれません。
皆さんは、どうお考えですか?