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宝塚音楽学校は厳しいって本当?生活は掟だらけ?改訂された規則とは?

宝塚音楽学校規則 宝塚音楽学校

宝塚音楽学校は合格倍率が高いことで知られていますが、同時にその規則の厳しさでもたくさんの人から知られています。

厳しい!厳しい!とは聞きますが、一体どの程度のものなのでしょう?ちょっと覗いてみたいと思いませんか。

今回はそんな宝塚音楽学校の厳しい規則についてお伝えしたいと思います。

さらに音楽学校で学ぶ生徒たちの私生活にもどのくらいの制限があるのか?また時代の流れとともに改定された規則についてもお伝えします。

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宝塚音楽学校は厳しいって本当?

掃除

宝塚音楽学校の厳しいというのは本当のことです。特に生徒たちが苦労するのが『お掃除』です。

学校の掃除を担当するのは、主に入学して1年目の予科生です。

ひとことに学校の掃除といっても、普通の小学校や中学、高校などで経験するそれとはかなり違い、毎回が年末の大掃除並み!いや、それ以上かもしれません。

宝塚音楽学校に入学すると、まずは掃除の分担場所が決められます。掃除をする場所としては.玄関や各教室、トイレなどがあります。

私が宝塚コドモアテネに通っていた頃、真矢みきさんは2年ほど先輩で、中学卒業後宝塚に入学しました。彼女が予科生の頃、時々日曜日のコドモアテネを訪ねてくださり、掃除の話をされていました。

確かトイレの担当だったような気がします。その頃、私はまだ中学生で、真矢さんから「トイレで飴食べないでね」と言われて「食べてないよ!」と答えたことを覚えています。

あのビッグなトップスターも予科生の頃はコツコツと音楽学校のお掃除をしていたんですね!

分担場所はどうやって決めるの?

現在は宝塚音楽学校の建て替えが行われ、固定のお掃除場所が割り当てられる事は無いようです。

お掃除の分担場所が決められていたのは旧宝塚音楽学校の頃だったようですね。

と言うことでここでは、旧宝塚音楽学校時代のお掃除の分担の決め方についてお伝えします。

お掃除の分担場所はなんと本科生によって決められていたそうです。

しかも入学したときの成績が関係しているようで、例えば3階トイレの鏡は入学出席の生徒が担当していると言う話を聞いたことがあります。

さらに、学校の門のところに掲げられている「宝塚音楽学校」と書かれた看板は、代々中卒の男役が担当していたようです。

在学中に性転換する生徒は(笑)、ちょっと困ったことになりそうですね。

宝塚音楽学校の掃除法は独特!

掃除の仕方は、もちろん各生徒が育ってきた母親仕込みの掃除法ではありません。1人の予科生に1人の門下生(1年上の上級生)がつき、マンツーマンでみっちり掃除方を教え込みます。

そんな恐怖の時間が毎朝7時過ぎ位から1時間位続きます。

よくテレビなので見かけたのは、制服のスカートにガムテープをたくさん貼り付けている予科生の姿です。

スカートに貼ってあるガムテープを1枚ずつはがし、それを手に巻きつけて床のほこりを丁寧に拭いているところをドキュメンタリーなどで見た事はありませんか?

このガムテープですが、掃除の時だけでなく常に予科生のスカートの裏側にはガムテープが貼ってあるそうです。

それはゴミを見つけたときにいつでも掃除が出来るようにするためなのだとか。

ここまで仕込まれた宝塚音楽学校の生徒さんが理想の花嫁として世間から羨望の眼差しで見られるのもよくわかりますよね。

その他にも板の目の溝をヘアピンできれいにしたり、窓の山を絵筆で掃いたりするようです。

また、掃除中は絶対に声を出してはいけないので、重いものを運ぶときなど2人で作業するときはアイコンタクトが欠かせないのだとか。

舞台での阿吽の呼吸を身に付けるためにも、役立ちそうなお掃除の規則ですよね。

あの華やかな舞台の基盤には、こんな厳しいお掃除の規則があったんですね。

掃除場所で将来のスター性が分かる?

先ほどもお伝えしたように宝塚音楽学校の看板は、中卒で入学した予科生です。

看板と言うと学校の顔のようなもので、最も人目につく場所ですよね。

なので、看板を担当する生徒はトップスター候補生だと言う逸話もあります。

実際に、89期生の元花組トップスターの明日海りおさんは看板担当だったそうですよ。

その他にも92期生の月組・鳳月杏さん、95期生の花組・水美舞斗さんも看板の担当だったそうです。

もしこの2人がトップになったら、さらに看板担当の生徒はトップスター候補生と言う逸話が証明されますね。

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予科生は歩く場所が決まっている!

歩道

宝塚音楽学校の予科生は外の道を歩く時は必ず2列縦隊で歩きます。

また歩く場所も決められているので、電車を降りてから「お気に入りの道で通学♪」なんて事は許されません。

私の友人が予科生だった頃、宝塚の街を一緒に並んで歩くなんて事はとても出来ませんでした。「ここは通っちゃダメ、あそこを通ったら叱られる」など細かくルールがあったためです。

歩く場所が決められているのは外の道だけではありません。学校の廊下を歩く時も必ず端っこを歩かなければならないと言う規則があります。

ですから、旧宝塚音楽学校の壁は予科生の制服でおのずとピカピカになってしまいますね(笑)

さらに、本科生や先生とすれ違う時はどんなに急いでいても必ず立ち止まり挨拶をすると言う規則もあります。

廊下は常に小走りで素早く移動するので、上級生や先生が通るたびに急ブレーキ、挨拶、急発進を繰り返します。

また本科生が教室に入るのを見かけたら、素早くドアを開けると言うこともするので、予科生にとって学校内で移動する時はあらゆる神経を研ぎ澄ましておかなければいけません。

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私生活でも厳しい規則はあるの?

休日

学校内では非常に厳しい規則に取り囲まれて生活している音楽学校の生徒たちですが、学校を離れた生活でも厳しい規則はあるのでしょうか。

今の若い子たちがやっているようなSNSの類は全面的に禁止です。

服装に関しても予科服と言うものがあり、黒、グレー、白のシンプルなものを着用しなければなりません。

本科生になると少し規則は緩くなり、音楽学校の生徒としてふさわしいものであれば何でも自由に着ることができます。

ただしこの規則も宝塚の街だけのことなので、自宅近隣では特に厳しい規則は無いようです。

でも、私だったら宝塚音楽学校の生徒だと言う嬉しさから、黒や白、グレーなどのシンプルなものを着て、予科生アピールをしてしまうかもしれません(笑)

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時代にそぐわない規則は改訂済み

規則

以前、宝塚音楽学校の生徒は、阪急今津線の電車には頭を下げると言う規則が存在しました。

このような規則のことを「予科事」と言います。

これは実際に私も見たことがあるのですが、誰がどう考えてもめちゃめちゃ奇妙です。

なぜ電車に頭を下げるかと言うと、電車の中に上級生や先生、宝塚音楽学校や歌劇団の関係者が載っているかもしれないと言うことを想定しているからです。

はぁ?

確かに道理は分かるのですが、これは今の時代にはそぐわないと言うことで改訂されました。

その他にも先輩の前で決まった表情をしなくてはならないと言うルールや過度な提出物、先輩への返事は「はい」か「いいえ」だけに限定などの軍隊並みの厳しいルールは廃止されました。

ですよね…。

いくら厳しい学校とは言え、あまりにも行き過ぎた規則ですし、素晴らしい舞台を作るために必要なことだとは思いません。

一部では伝統が失われるような寂しさを感じている方もいらっしゃるようですが、「じゃぁ、お前やってみろ」と言う気持ちにもなります。

今後も時代の流れにそぐわない極端な規則は見直しが必要かもしれませんね。

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まとめ

宝塚音楽学校の規則、特に入学して1年目の予科生に対する規則は大変厳しいものがあります。

たった2年間しかない音楽学校の生活の中で、1年先に入学した先輩の言うことは絶対です。

先輩が白と言えば白、カラスも白、夜空も白、イカスミだって白になってしまいます。

現在では宝塚音楽学校のお掃除の厳しさも少しは緩和されているようです。

あまりにも厳しい規則は、生徒によっては頑なにに守ろうとするあまり執拗な行動に走りかねません。

女の子ばかりの閉鎖的な学校生活の中で、陰湿ないじめにつながることがないよう気をつけていただきたいものです。

先輩と後輩の中に緊張感があるのは大切なことです。先輩を敬う気持ちを忘れずに.直勝自分を殺してしまわないような規則が必要なのではないでしょうか。

せっかく夢を持って宝塚音楽学校に入学したわけですから、規則に押し潰されて夢を断念することがないよう頑張ってほしいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

宝塚音楽学校
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