宝塚の舞台を観劇していると、ついその熱い気持ちをタカラジェンヌさんに伝えたくなりますよね。
そんな時にたくさんの方が起こしがちなのがファンレターを書くと言う行動です。でもこのファンレター 、いざ書くとなるとペンが止まってしまう!なんてことありませんか?
「ファンレターはどんなふうに書けばいいの?」
「書いちゃダメな内容ってある?」
「そもそも読んでもらえてるのかな?」
「返事もらえたりする?」 などなど
今回はそんなタカラジェンヌさんへのファンレターについて、あなたの疑問にお答えします。
ファンレターの書き方をマスターしよう!
まずはファンレターで書きたい内容の構成を考えることが大切です。支離滅裂な内容ではせっかくのファンレターも読んでもらえなくなるかもしれません。顔が見えない分、気持ちが伝わる文章を書いて、印象に残るファンレターにしましょう。
ファンレターの書き出しは爽やかに!
ファンレターの書き出しは、さわやかに挨拶から始めましょう。「はじめまして!〇〇です。」「はじめてお手紙を書きます!」と書けば、受け取る側も思わずにっこりしてしまうかもしれません。つまり、堅苦しくなく、あまり気持ちを込め過ぎて重たいイメージならないようにすることが大切です。
また、初舞台・組み替え・初主演・初エトワールなど何かしら記念になるようなイベントがあれば「初主演おめでとうございます!」などの書き出しもおすすめです。ただし、組み替えは「おめでとう」とは言わないので、「組み替え後の初大劇場公演おめでとうございます」と書いてみてもいいかもしれませんね。
ファンレターの内容は?
ファンレターの内容は、素晴らしい舞台への感謝の言葉や溢れる愛を書く方が多いはずです。「ショーの〇〇場面がよかった!」「お芝居のあの台詞が最高」など舞台の感想などもいいですね。具体的なことが書いてあると本当のファンである証拠にもなります。それだけ真剣に自分の舞台を観てもらえてると感じるのは、どんなトップスターであっても嬉しいはずです。
ただし、批判やダメ出しはNGです。「あの場面はもっとこうしたらいいのでは?」なんて大きなお世話です。宝塚の生徒さんたちは初日を迎えるまでに血の滲むような努力を積み重ねています。共演者や演出家の先生と何度も話し合いを重ね、試行錯誤を繰り返しているのはスカイステージのトークなどでも理解できるはず。素人は口を挟まない方が賢明です。
書きたい気持ちはあるけど思い浮かばない時は?
ファンレターを書きたいけど、何を書けばいいのかまったく思い浮かばない方も少なくないはずです。そんなときは、推し様とあなたの思い出を書いてみてはいかがでしょう。「推し様の歌に勇気をもらった」「いつも友達(母親・姉妹)と一緒に宝塚に行くのが楽しみ」「宝塚駅の近くにある〇〇ってお店知ってますか?」なんて何気ない内容でもいいと思いますよ。
つらつらと取り留めのないことを書き連ねても「結局何が言いたいの?」なんて思わないはず。推し様だってファン時代はあったのですから、きっと共感してもらえるのではないでしょうか。
ファンレターの最後はどう締める?
せっかく素敵な内容の手紙が書けても締めの言葉がボヤッとしていては、好印象も半減してしまいます。推し様に「読んでよかった」と思ってもらえるよう心を込めた締めの言葉を書きましょう。
「これからも応援しています」
「身体に気をつけて頑張ってください」
「次回作は〇〇ですね!必ず観に行きます」
これからも変わらずずっとファンでいるといった言葉を書けば、きっと推し様の心に届くはずです。あなたらしい一言を選んでくださいね。
自分の住所は封筒に書く?
自分の住所や名前は必ず書きましょう。万が一切手がはがれた場合、裏面に差出人の住所がないと代金は宝塚歌劇団側が支払うことになります。そんな迷惑はかけられないので、絶対に住所と氏名は記入してください。返信がもらえるもらえないとは関係なく、封書を出す際のマナーとして覚えておくといいですよ。
ファンレターを書くときの注意点
ファンレターを書く場合のツール選びや同封してもいいものなどについて解説します。推し様に失礼がないよう手紙を書く際のマナーとして覚えておきましょう。LINEやメールの時代だからこそ、温かみが伝わる手紙は正しいマナーを身につけて送ると、より喜ばれますよ。
はがきより封書にするべき!
ファンレターを送る際は、はがきより封書にしましょう。
はがきと言うのは簡易的なものであり、ファンレターには向きません。
きれいな便箋や封筒を選んで、きれいな色の読みやすいインクのペンで書くと喜ばれるのではないでしょうか。
返信用の封筒や切手は入れるべからず!
「もしかしたら返事がもらえるかも?」と言う淡い期待から、返信用の封筒や切手を同封する方もいらっしゃいますが、それは絶対にやめた方がいいです。
そんなことをしてしまうと手紙への返信を強要していることになりますし、タカラジェンヌさんにとっても重荷です。少額とは言え切手はお金の代わりにもなるものですし、絶対に同封はやめてください。
また、LINEのIDを書いたり、SNSのアカウントを書いたりしないでください。このご時世やはり個人的な情報が書かれているのは気持ち悪いものです。書いたところで絶対に返信はありません。淡い期待を込めず、スマートに行きましょう!
手紙と一緒にプレゼント送ってもいい?
プレゼントは郵送にしろ、直接渡すにしろ止めておいたほうがいいと思います。
特に男役のタカラジェンヌさんはプレゼントをいただく機会が多く、貰った品物の扱いに困っていると言う話もよく聞きます。
そのプレゼントが口に入れるものであればなおさらNGです。
見ず知らずの人から食べ物や飲み物を送られても、ただ気持ち悪いだけだと思いませんか?
それよりも素敵なカードを送って、あなたの気持ちを届けるのはいかがでしょうか。そのほうがきっとタカラジェンヌさんも喜ばれると思います。
年賀状は送ってもいい?
年賀状はOKです。きっと喜ばれると思います。
よく年賀状にご自分の写真を載せているものがありますが、あなたさえよければそれでも構わないと思います。
ただ、家族全員が写っているような写真はちょっと困ってしまうかもしれませんね。
できればきれいな写真やイラストのある年賀はがきのほうが無難でしょう。
宝塚ファンレターに返事はもらえる?
実は私はとあるタカラジェンヌさんにファンレターを送ったところ、お返事をいただいたことがあります。トップスターさんより下級生の方が返事がもらえる確率は高いのではないでしょうか。
私の場合はお返事だけでなく、楽屋の出待ちをしたらそのタカラジェンヌさんとなんと宝塚から梅田まで阪急電車で帰ったこともあるんですよ!これは余談ですが、当時まだ学生だった私は、学校帰りだったため荷物が多かったんです。その様子を見たタカラジェンヌ様は「持ってあげる」と荷物を持ってくれました。なんともイケメンなエピソードでしょ(笑)
このことから、タカラジェンヌさんはファンレターを受け取ったら、きっと読んでくれている、私は思うのですが、それはやはり下級生のジェンヌさんに限って言えること、とも思います。
これがトップスターや毎回の公演で主要な役がつくタカラジェンヌさんになると、すべてのファンレターに目を通しているかどうかは分かりません。
FCの幹部が代読することはある?
タカラジェンヌさんにファンレターを送ると、よくファンクラブ入会のお誘いを受けることがあります。
ファンレターを送ったタカラジェンヌさんからお返事がいただけると思っていたら、いきなりファンクラブの幹部さんからこのような返信をいただくと「もしかして私の手紙は幹部に読まれている?」なんて思ってしまいますよね。
この辺は何とも言えないところですが、あなたのファンレターをファンクラブの幹部の人が代読している可能性は低そうです。
タカラジェンヌさんは受け取ったファンレターに連絡先が書かれている場合、ファンクラブに入って欲しい旨をファンクラブの幹部さんに伝えるようです。
その場合も手紙丸ごとを渡すのではなく、連絡先の部分だけを渡していると言う話を聞いたことがあります。
なので安心してタカラジェンヌさんにお手紙を書いてあげてはいかがでしょうか。
宝塚ファンレターの宛先は?
ファンレターを送りたいタカラジェンヌさんが宝塚大劇場に出演中の場合は、宝塚歌劇団宛に送ります。
〒665-8585
宝塚市栄町1丁目1番57号 宝塚歌劇団
出演者が東京宝塚劇場公演中の場合は、東京宝塚劇場に送ってください。
〒100-0006
東京都千代田区有楽町1丁目1番3号 東京宝塚劇場
その他の劇場に出演中の場合は、宝塚歌劇団のほうに送ってくださいね。
まとめ
手紙がタカラジェンヌさんのもとに届いているかどうか不安になる時は、ファンクラブに入って直接手渡しすると言う方法もあります。
ファンクラブへの入会方法や、お手紙の手渡しについては次の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください!↓
これなら確実に手元に届いていることが確認できますし、あなたも安心でしょう。
また、ファンレターを出すならできるだけ下級生のタカラジェンヌさんに出した方が嬉しいハプニングが起こりがちです。(トップスターさんは競争率が高いので、ファンレターは出すのみ!と心得てください)
もし、あなたが出したファンレターがそのタカラジェンヌさんにとって初めてのファンレターだったら?なんて考えるとちょっとワクワクしませんか。
まぁどちらにしても、度を超えた行動は考えものです。好きな気持ちが加速してしまって、ストーカーのように思われないように気をつけましょう。タカラジェンヌさんとは適度な距離を保ち、しっかりと応援してあげてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。