2023年の10月からいじめ・パワハラ問題で大揺れの宝塚歌劇団。文春砲で、これまでのイメージが大きく崩れてしまいました。そうなると気になるのが、宝塚音楽学校の倍率です。1994年度(宝塚歌劇団82期生)には、入学試験の競争倍率が48.2倍を記録し、「東の東大、西の宝塚」といわれたものです。
しかし、その倍率も2023年には、コロナ禍で(?)15.4倍にまで落ち、2024年はいじめ・パワハラ問題でさらに下落しそうな気配。そこで、この記事では、2024年度宝塚音楽学校の倍率について考えてみたいと思います。
宝塚音楽学校の2024年の倍率はどうなる?
2024年度の宝塚音楽学校の入試倍率は、おそらく過去最低になるはずです。今回の宝塚歌劇団での悲劇は、おそらく氷山の一角。劇団内でのいじめやパワハラは、かなり根深いと思っていて間違いありません。
2023年の15.4倍を下回るかどうかはわかりませんが、20倍を超えることはないと思われます。その原因について考えてみます。
いじめ・パワハラ問題が解決していない
劇団側と遺族側の話し合いは続いており、依然として宙組は活動停止状態です。劇団側は、いくつかのパワハラを認めていますが、主犯格である生徒たちの直接の謝罪については保留状態。いや、謝罪なんてする気はないですよね。
110周年記念公演やイベントが中止にはなったものの、このままうやむやにしてしまいそうな気配すらします。こんな無責任な劇団に入りたいと思うのは、よほど宝塚歌劇団への気持ちが強いか、理解力がないかのどちらかでしょう。
世間の目は、決して遺族側の味方ではない
私が一番恐ろしいと思うのは、遺族側に対して攻撃をしている宝塚擁護組と呼ばれるファンの存在です。事件発覚後、ずっと「いじめはない!パワハラなんて考えられない!」と主張し続けているのを見る彼女たちには、「故人や遺族が気の毒」といった気持ちは微塵も感じられません。
結局、被害に遭った者が、徹底的に傷つけられるような世界ということがよく分かった事件です。
親として入学を賛成できない
自分の娘が、もし宝塚を受験したいと言ったら?と考える方は多いのではないでしょうか。私なら「応援はできない」と思います。「なんとか考え直してもらえないか」とお願いするだろうし、万が一、合格しても「何かあったら辞める」選択をするよう伝えます。
部外者の私でも、賛成できない気持ちを強く持ってしまうくらいなので、当事者の親御さんであれば、なおさら心配するはずです。
いじめ・パワハラ事件は影響する?
すでに答えは出ていますが、いじめ・パワハラ事件は、入試倍率に影響すると思います。宝塚音楽学校の入試は、2024年3月17日に1次試験がスタートしますが、今年は何人の応募があったか、気になるところです。
いじめ・パワハラ事件の影響は、応募者数はもちろん、密着取材をしたテレビ番組などにも影響するのではないでしょうか。
宝塚音楽学校の2024年の倍率はどうなる?いじめ事件は影響するのか?のまとめ
いよいよ入試がスタートしますが、倍率に関しては、合格発表後でしかわかりません。事件後は、いろいろと改善されていると言われている宝塚音楽学校・宝塚歌劇団ですが、基本的な部分はさほど変化がないような気もします。
眠れないほどの多忙さと罵倒される指導などを考えると、尻込みしてしまう人がいてもおかしくありません。「それでも、入学したい!」と考える人にとっては、今年はチャンスかもしれませんね。