宝塚音楽学校の合格倍率がエグいくらい高いことは、結構有名ですよね。
最近のニュースで見ても、20倍は軽く超えているので、超絶狭き門ということが言えます。
これから宝塚音楽学校を受験する方にとってはかなり気になるところではないでしょうか。
そこで、今回は宝塚音楽学校の合格倍率についてお伝えします!
宝塚音楽学校の倍率は?
宝塚音楽学校の倍率は、ほぼ安定して20倍前後を維持しています。定員40名ですので、毎年ざっと1,000人近くが受験に挑んでいるわけですね。
ちなみに2021年現在、宝塚歌劇団でトップに輝いている5名の合格倍率を見てみましょう♪
真風涼帆さん(宙組)
2004年入学 倍率21.32
彩風咲奈さん(雪組)
2005年入学 倍率19.68
柚香光さん(花組)
月城かなとさん(月組)
礼真琴さん(星組)
2007年入学 倍率19.17
この年は、豊作だったんですね。同期から3人もトップスターが誕生するなんて凄い年だと思います。
トップスターさんの中では真風涼帆さんが一番倍率の高い時に合格されているのが分かりますね。
ただ、倍率が高かったからと言って、それが舞台人の素質とはなんら関係ありません・・・あしからず。
これまでの最高倍率は?
ここまで見る時になるのが、これまでの最高倍率はいつで、どのくらいだったのか?ということですよね。
宝塚音楽学校の合格倍率が一番高かったのは、1994年の48.2倍です。
第2期ベルバラブームや天海祐希さんが話題になった頃で、宝塚に憧れを抱く少女がたくさんいたわけですね。
1994年というと蘭寿とむさんや紺野まひるさんが宝塚音楽学校に合格されています。今はお二人とも退団されており、蘭寿とむさんはご結婚されて芸能界からは退かれています。一方の紺野まひるさんは女優として活躍中です。
これまでの最低倍率は?
驚愕の最高倍率の反面、当然最低倍率を記録した年もあります。
過去に遡れば20倍を切る年はいくらでもあると思いますが、特に顕著なのが2021年です。
2020年の合格倍率は17.4倍と20年遡っても類を見ない低さ。だからと言って高倍率であることには変わりないんですけどね!
このように倍率が低くなってしまったのにはコロナの影響をもろに受け、受験者数が減少してしまったのが原因のようですね。
合格発表もHPで閲覧するようになっており、毎年恒例の合格発表の様子がニュースに流れることもありませんでした。
男役と娘役とではどちらが合格しやすい?
私が宝塚音楽学校を受験した時には、ショートカットでリーゼントにしている受験生はまずいなくて、ほとんどの受験生はひっつめのお団子スタイルでした。
つまり、今ほど男役になりたいアピール、または娘役になりたいアピールはしてなかったですね。でも今は受験の時から男役、娘役を意識している受験生が多いようです。
ところで、男役と娘役とではどちらが合格しやすいかご存知ですか?
実は、トップスターになれたり、下級生からファンが付きやすい男役より、娘役の方が難関なんです。
それはなぜか?受験するときの身長が大いに関係しているんです。
日本人は小柄な女性が多いため、宝塚音楽学校の受験生も自分の身長を鑑みて娘役を希望する人が多いのだとか。
そうなると当然、男役より娘役の方が合格倍率が高くなってしまいますよね。
私も受験する時にはバレエの先生から「あと5センチ身長が高ければね〜」と言われたものです。
それだけ高身長であれば、多少バレエが下手でも、歌がイマイチでも合格の可能性があるということなんです。驚きですね!
東の東大、西の宝塚。どちらが受かりやすい?
難関校であることの例えとして、『東の東大、西の宝塚』なんて言葉あるのをご存知ですか?
どちらも最難関校として有名ですが、では、東大と宝塚とではどちらが受かりやすいのでしょう。
それはズバリ!東大でしょうね!
なぜかと言うと、東大は勉強すれば合格できるからです。一方宝塚は努力しても報われないことが多い!バレエが上手でも歌がうまくても、舞台人として素質がなければ合格できないんですから。
受験資格として容姿端麗と言いますが、誰が見ても美人な人でも落ちちゃうんですよ。それは、舞台に映えるかどうかが問題だからなんですね。
審査する先生方は、長年たくさんの舞台人を育ててきたプロです。その先生たちの目に叶う素質が備わっていないと、どんなに努力しても合格はできません。
勉強すれば合格できる東大の方がよっぽど報われると思いますよ。
まとめ
大地真央さんや黒木瞳さん、涼風真世さん、天海祐希さん(個人的に月組推しなのですみません)などを排出してきた宝塚音楽学校が、いかに難関であるかが分かりました。
例え合格したとしても、トップスターになれるのはほんの一握りの人たちだけです。それでもやはり宝塚は夢のある世界ですよね。
これから宝塚音楽学校合格を目指す方は、たくさん舞台を観て研究して、毎日のレッスンを頑張ってください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。