毎年11月になると宝塚音楽学校の受験願書が発売になります。1月上旬には願書受付が始まりますので、まずは写真の用意が必要です。あなたはどんな服装とスタイルで写真を撮るか決めていますか?
この記事では、宝塚音楽学校の願書のための合格できる写真撮影についてご紹介します。願書は宝塚音楽学校合格のための大切な書類です。しっかりと準備をして完璧な願書を作りましょう。
宝塚受験での願書が最重要
まずは、宝塚音楽学校受験での願書の重要性についてお伝えします。宝塚音楽学校受験では、書類審査はありません。願書を提出した全員が第一次試験に臨むことになります。しかし、審査員の先生は願書の写真を見て、試験だけでは確認できないあなたの魅力を審査しています。
そのため、写真はあなたをアピールするための大切なものです。完璧な状態で撮影に臨み、合格できる写真を願書に貼りましょう。
宝塚受験の写真は2ポーズ提出
宝塚音楽学校へ提出する写真は2ポーズ必要です。上半身と全身のものです。ぜひ、あなたの魅力を最大限にアピールし、合格につながる写真を撮影しましょう。ここでは、それぞれの写真撮影でポイントとなる点を紹介します。
上半身写真のポイント
上半身は、やはり表情が大切です。顔のアップを撮影するわけですから、希望に輝く笑顔を演出しなければなりません。一般的に美人であるとか、そうでないとかは気にしないでください。美しさはあなたが決めるものではなく、審査員の先生方が決めることです。
撮影のポイント
- 口角を上げ、明るい表情を作る
- 合格したい気持ちをアピールする
- 若々しく透き通った素肌感を出す
- 笑いすぎたり、睨んだりしない
この中で一番大切なのは、合格したい気持ちをアピールすることです。難しいですが、宝塚音楽学校に合格した時の自分をイメージしてみてください。また、撮影日前には肌のお手入れは十分にしてください。キレイな素肌は清潔感をアピールできます。
また、上半身写真に服装の制限はありません。受験生の多くは、レオタード・私服・制服のいずれかで撮影をしています。
こんなときどうする?
撮影当日にニキビができたらどうしたらいいの?
修正を入れてもらうといいですよ。メイクはできませんが、コンシーラーでニキビをカバーしてもいいかもしれません。
撮影当日にものもらいができちゃった!
願書提出までに日程の余裕があれば、撮影日を変更してもらいましょう。もし不可能であれば写真館の方に相談してください。プロのカメラマンなら何か手段を知っているかもしれません。
全身写真のポイント
全身写真は個性をアピールできるものと理解しましょう。宝塚音楽学校が重視する容姿端麗とは、決して顔の美しさではありません。身長・スタイルが一番重要です。身体の長所が目立つ写真にしてください。
上半身写真と同様、全身写真の服装に制限がありません。上半身写真と同じ服装でもいいですし、別の服を用意してもOKです。
全身写真撮影のポイントを紹介します。
- バレエが得意ならポワントでアピール
- 身体のしなやかさが出るポーズがオススメ
- 手足が長く見えるように工夫する
- ウエストラインの細さを強調
全身をキレイに見せるには日頃から体重管理が必要です。太り気味と感じているならダイエットをすべきです。
体重に関してはこちらの記事をご覧ください↓
宝塚音楽学校願書の写真は何を着たらいい?
願書の写真にはレオタード・私服・制服のいずれでも撮影OKです。それぞれのアピールできるポイントを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
レオタード
レオタードは身体のラインがバッチリでます。スタイルに自信がある方は、絶対にレオタードを選んでアピールすべきです。また、バレエが得意な方もレオタードがオススメです。ポワントを履いて自分が最もキレイに見えるポーズで撮影しましょう。
レオタードは受験用のレオタードにしてください。受験には黒の七分袖を使用します。ここで、レオタードを選ぶポイントを紹介します。
宝塚受験に使用するレオタードは、デコルテ・脚ぐりのカットラインが大切です。腰が張って、お尻が大きく見えるのがコンプレックスの方は、腰骨までカットしているいわゆるハイレグタイプのレオタードですと、腰が小さく見えます。
また、首が太く短く見えるならデコルテが大きく開いたレオタードを選びましょう。チャコットでは受験用レオタードが販売されています。フルオーダーすることも可能ですので、相談してみてください。
レオタードのデメリット
レオタードは個性が出しづらい点がデメリットです。何百人もの人が同じような黒レオタードで写真を提出していると、埋もれてしまう可能性があります。圧倒的に輝くものをアピールできるよう写真撮影には注意が必要です。
私服
私服は、最も個性をアピールできます。同じ服が被る可能性は低いはずです。自分に似合う色・顔色に映える色が選べるので、一番キレイな自分を見せられます。ここでは、男役・娘役に分けて私服選びのポイントを紹介します。
男役
男役の私服スタイルは、娘役に比べるとバリエーションが少ないかもしれません。白シャツにスラックスが圧倒的に多く、無難です。もう少しアレンジが欲しい方は、宝塚グラフ・宝塚歌劇に掲載されている男役の写真を参考にしてみてはいかがでしょうか。
自分に似ているタイプの男役を探して、どんなスタイルをしているか研究しましょう。あまり派手にならず、清潔感のあるコーディネートをそのまま真似してみるのもオススメです。
髪型はすっきとリーゼントにしましょう。今すぐにでも舞台に出て男役ができるくらいのスタイルが望ましいです。
娘役
娘役は、透明感・清潔感が大切です。ワンピースを選ぶ人が多いですが、必ず春・夏物を用意しましょう。冬物は生地が厚ぼったくなりがちで、暗いイメージを与える心配があります。また、色はパステル調・生地は軽く、ふんわりした感じものもを選びましょう。服は必ず受験する前年の春・夏には購入しておくことをオススメします。
自分の好きな服ではなく、宝塚歌劇団員としてふさわしい服装を選んでください。審査員は、単に可愛い子を探しているわけではありません。宝塚の娘役を探していることをお忘れなく。
髪型はお団子スタイルが基本です。前髪を上げて顔全体が見えるようにしてください。日本人の身長から見ても娘役に適した方が圧倒的に多くなる傾向にあります。それだけ娘役はライバルが多いのです。男役よりも他に埋もれてしまう心配が多いので注意が必要です。
男役の方が合格しやすいって知ってました?参考記事はこちら↓
制服
制服の魅力は、若々しさ・初々しさ・溌剌(はつらつ)とした元気さが表現できるところです。日頃着慣れている服装なので、しっくり似合うのもメリットです。また、真面目そうな感じも出しやすいところが制服のいいところと言えます。可愛いデザインの制服を着ているのであれば、ぜひ制服で写真を撮影してください。
しかし、制服はその色合いから暗いイメージを与える可能性もあります。制服カラーといえば、黒・紺・茶・ベージュ・白などが一般的です。全体的に地味にまとまってしまうと、せっかくの魅力が発揮できない心配もあるので、家族やバレエ教室の先生に見てもらうといいかもしれません。
服装のアドバイスを受けるなら受験スクールの先生が絶対にオススメ!全国の受験スクールに関する記事はこちら↓
写真撮影の注意点
宝塚受験用の写真撮影にはいくつかの注意点があります。絶対にタブーなものがありますので、必ず理解して、写真で不合格にならないよう気をつけてください。
かならずノーメイクで!
ニキビを隠すためにコンシーラーくらいならOKです。しかし、眉を描いたり、アイラインを引くのは厳禁です。からなずノーメイクで撮影してください。以前に、カラコン・マツエクをして受験に臨んでいる人を見たことがありますが、絶対にバレます。しかも、ノーメイクの女の子の中にいると、ものすごく不自然です。
審査員の先生方は、受験生の舞台人としての素質を見ています。素材そのもので勝負できない人は不合格になるに決まっています。「これくらいならバレない?」なんてものは存在しません。
加工は絶対にダメ
メイクがダメなのと同じです。ニキビをちょっと消してもらうくらいなら構いませんが、目を大きくしたり、顔を小さくしたりはNGです。第3次試験では、審査員の先生は願書の写真をガッツリ見ながら面接をします。「え?別人?」的な印象を持たれると不利になるかもしれません。
やはり素の自分で勝負しましょう。姑息な真似は印象を悪くする可能性があります。
受験スクールでアドバイスを受けるのがオススメ!
宝塚受験用の写真撮影には、経験豊富な人のアドバイスを受けるのが一番です。受験スクールでは、冬季講習を行っているところがたくさんあります。ずっと通うのは無理でも、冬季講習だけでも受けてみませんか?
服装・髪型・表情など自分では判断がつきにくいものです。ましてや親の意見は当てになりません。スクールに通っている人はもちろん、通っていない人も相談してみましょう。
まとめ
宝塚音楽学校合格にとても重要な願書の写真は、若々しさ・透明感・元気な雰囲気を演出することがとても大切です。そのために服装やポーズなどを研究しましょう。自慢できる願書を作成して、自信を持って受験に臨んでください。