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宝塚歌劇団の初舞台口上とは?口上をする順番は?1公演中口上は1人1回?

宝塚歌劇団

宝塚音楽学校に入学し、2年間の厳しい音楽学校生活を修了すると、ほぼ全員が宝塚歌劇団に入団します。その初めての舞台が、つまり初舞台です。初舞台に付きものなのが、ラインダンスと口上。これは、宝塚歌劇団の長い歴史の中で、ファンの間では常識のような行事となっています。

今回は、宝塚歌劇団の初舞台生がお披露目する口上について紹介します。口上の歴史や口上をする順番などがご覧いただけますので、ぜひ最後までお読みください。

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宝塚歌劇団の初舞台口上とは?

宝塚歌劇団の初舞台口上は、舞台上で初舞台生が観客に対して行う伝統的な挨拶です。「これからもどうぞ宜しくお願いいたします」の意味合いを含めて、憧れの宝塚大劇場で、初めてセリフを発する感慨深いシーン。初舞台生にとっては、家族やお世話になった先生方はもちろん、宝塚ファンからも温かい目で見守られ、最高に幸せな瞬間なのではないでしょうか。

初舞台口上の歴史

宝塚歌劇団が設立した1914年以来、数多くの伝統と慣習が形成されてきました。しかし、初舞台生が口上を行うようになった具体的な年代や、この慣習がいつから始まったのかについての詳細は、不明です。

初舞台口上はいつする?

初舞台の口上は、通常は公演開始前のルーティンとして行われますが、演目によっては舞台演出の一部として口上が組み込まれる場合もあります。宝塚歌劇団の春を伝える風物詩ともなっており、新人タカラジェンヌの門出を祝う貴重な瞬間でもあります。

初舞台口上時の袴は自前?

宝塚音楽学校に入学する際、生徒は個々に緑の袴を含む正装を購入します。購入した袴には、個人の家紋が入っています。当然ながら、一人ひとり異なった家紋が入っているわけです。

しかし、初舞台上では、それぞれの家紋がついた着物では統一感が出ません。つまり、初舞台で披露される口上時に着用される緑の袴は劇団が提供する衣装で、劇団のシンボルマークが入っています。口上の際の画像や映像を注意深く見ることで確認できるので、興味のある方はチェックしてみてください。

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宝塚歌劇団の初舞台口上の順番は?

ここでは、宝塚歌劇団の初舞台口上の順番にまつわる決まりについて紹介します。口上する順番や後ろに並んでいる初舞台生たちの順番などについてご覧いただけます。

初舞台口上は成績順

宝塚歌劇団の初舞台生が口上をする際の順番は、基本的に成績順で決まります 。宝塚音楽学校を卒業した生徒たちが一員として初舞台を踏む際、公演前に一列に立ち並び、ローテーションで挨拶をします。この際、その日に口上をするメンバーは事前に決められており、成績が高い順に選ばれているとされています。したがって、初舞台生の中で成績が高い者から順番に口上の機会が与えられます。

後ろに並んでいる順番は?

初舞台の口上の並び順は、何を基準にしているかは分かりません。「成績順では?」と思われる場合もあれば、身長順で揃っているように見える場合もあります。演出家の先生の好みにもよるので、一概に「成績順」「身長順」とは解説しかねます。また、公式に発表もされていないので、どのような順番で並んでいるかは不明です。

初舞台口上を見るなら日程に注意

ご自分の娘さんや知り合いの娘さんが初舞台で口上を述べる日程は、どうにかして分かるかも知れません。事前に劇団側が生徒に日程を知らせている可能性もあるため、身近な娘さんであれば、直接聞くことも可能であると考えられます。ただ、近年の宝塚歌劇団の報道でもあるように、何でもかんでも秘密主義な劇団です。もしかしたら、口上の日程すら秘密かも知れませんね。

また、日程がわかったとしても、その日のチケットが取れるかどうかは断言できません。身内であれば、生徒席を取ってもらうなどの方法が考えられます。しかし、一般のファンであれば、希望の日程のチケットを入手できない可能性も高いです。

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1公演中口上は1人1回?

口上の順番は成績順に行われます。人によっては、1公演で2〜3回する人もいるようです。必ず1人1回は口上を担当するようになっていますが、近年では休演も多く、「絶対に1人1回は口上を担当する」とはいいにくい状況です。

しかし、楽しみに待っているご家族の気持ちを考えると、なんとか休演せずに、1人1回は口上ができる環境を整えたいところですね。

1回で何人が口上する?

宝塚歌劇団の初舞台生が口上をする際、1回で担当する人数は通常3名です。公演期間中に毎日行われるこの口上では、初舞台生が舞台上に整列し、日替わりで数名が代表して口上を述べます。この選ばれた数名は、その日の公演における初舞台生の代表として、観客に対して挨拶や決意を述べる役割を担います 。

整列した初舞台生たちの背後には、小林一三氏の理念である「清く 正しく 美しく」の言葉が掲げられており、緑の袴と同様印象的です。また、当日の口上担当者は、ロビーに掲示されている初舞台生の写真に赤い花が添えられており、ファンがチェックしている姿が見られます。

口上のフレーズは毎回違うの?

口上のフレーズは、おおむね以下の通りです。
A「わたくしたち⚪︎⚪︎期生⚪︎⚪︎名はこの⚪︎組公演より宝塚歌劇団生として初舞台を踏ませていただくことになりました。」
B「こうして夢にまで見た憧れの大劇場の舞台に立つことができました以上一日も早く立派な歌劇団の団員として恥ずかしくない舞台人になりたいと心も新たにしております」
C「まだまだ西も東もわからぬ未熟者ではございますが栄えある宝塚のモットーである『清く正しく美しく』の教えを守り、立派な舞台人として厳しい修練に励みたいと決意いたしております」
A「どうかわたくしたち⚪︎⚪︎名を末永く、よろしく」全員「お願いいたします」
参照元:関西で働く女性のライフスタイルマガジン[関西ウーマン]

ただし、公演によって異なります。

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宝塚歌劇団の初舞台の口上のまとめ

宝塚歌劇団の初舞台における口上は、タカラジェンヌとしての第一歩として、非常に重要な演目です。宝塚音楽学校を卒業した生徒たちは、宝塚歌劇団の一員として、同期と共にこの貴重な瞬間を迎えます 。

伝統的な紋付袴を身につけ、憧れの宝塚大劇場の舞台上で口上とラインダンスを披露するわけですが、とりわけこの口上は、彼女たちが宝塚歌劇団の一員として観客の前に立ち、自己紹介と感謝の意を表する大切な時間だといえます。

初舞台の口上を披露する公演のチケットがゲットできたら、ぜひ、この記事を思い出していただけたら幸いです!

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