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ラインダンスを宝塚で踊るのはなぜ?ロケットダンスとは違うの?

ラインダンス 宝塚歌劇団

宝塚歌劇団の舞台では、毎回必ず上演されるダンスがあるのをご存知ですか?

いわゆるラインダンスと言われるものですが、これ実は宝塚の舞台にはなくてはならないものなんです。

「なぜ宝塚の舞台の定番となったのか?」
「あれは出演者全員で踊っているのか?」
「なぜロケットダンス と呼ばれるようになったのか?」

今回は、そんな華やかなラインダンスについての疑問についてお答えします。

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ラインダンスを宝塚で踊るのはなぜ?

ラインダンス

宝塚でラインダンスが踊られるようになったのは、日本初のレビューと言われる1927年の「モン・パリ」からです。

当時の演出家が海外レビューに影響を受けて上演するようになってから、宝塚歌劇団の定番の演目となりました。

「ラインダンス」という言葉は、和製英語で正しくは「precision dance(プレシジョンダンス)」。訳すと「正確なダンス」で、ダンサーが一列に並んで同じステップを一糸乱れず踊ることからこの名前になったと思われます。

つまり、パリやニューヨークの影響を大きく受けていた宝塚歌劇団の演出家が、より本格的なレビューをお客様に提供するため取り入れられと考えられます。

ラインダンスは入団してからいつまで踊る?

ラインダンスとは、揃いの華やかな衣装を身に付けて、舞台の端から端まで1列に並び足を高く上げて華やかに踊るダンスの事で、宝塚ではロケットダンス(以下ロケットダンス と記載)と呼ばれています。初めて宝塚歌劇団の舞台を見た方にとってはとても印象に残るものだと思います。

宝塚歌劇団のロケットダンスは.入団してから3年目まで、つまり研究科3年生までの生徒で構成されることが多いようです。

ただし、作品の構成上トップスターに近い生徒がメンバーに入ることもあります。

例えば月組の「BADDY」では、トップ娘役である愛希れいかさんがロケットダンスのシーンに登場していました。また、宙組「金色の砂漠」で仙名彩世さんが、月組「Forever Love!」て萌花ゆりあさんがロケットダンスに加わっていました。

このように基本ロケットダンスは、下級生が活躍する場面だということがわかりますね。

メンバー構成は例外も!

ロケットダンスは、基本研究科3年生以下の生徒で構成されるとお伝えしましたが、実は下級生であってもロケットダンスメンバーから外れる生徒も存在します。

と言うのも、研究科3年までの生徒で人気のある生徒はその直前直後の群舞メンバーに登用されていることがあり、その場合はロケットダンスには加わらないようです。

つまり下級生でこのロケットダンスに加わらないと言う事は、かなり早い段階から将来が期待されている生徒だということがわかります。

同期の中でも「あの子はロケットダンスから外れている」と言うことになれば、ライバル心を燃え上がりますよね。

また逆に全国ツアー等では人数が足りない場合が多いので、比較的上級生でもロケットメンバーに加わる場合があります。

これはこれで結構レアなロケットダンスと言うことになるので、ファンにとっては楽しめるのではないでしょうか。

過去には組子全員でロケットをしたことも!

メンバーが限られているロケットダンスですが、過去には久美子(出演者全員)でロケットダンスをすると言う場面もありました。

その時には初舞台生からトップスターまで全員が燕尾服でロケットダンスを踊ったんですよ。

ちなみにその作品名は星組の「THE ENTERTAINER!」です。CS放送の宝塚専門チャンネルスカイステージで見られるかもしれませんので、もしチャンスがあればご覧になってください。

>>>>宝塚スカイステージの視聴はこちらから<<<<

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ラインダンスとロケットダンスは違うの?

ランダンスとロケットダンスの違い

一般的に舞台の端から端まで1列にダンサーが手をつないで、または腰に手を流して足を高く上げて踊るダンスのことをラインダンスと呼びます。

ですが、宝塚歌劇団ではこのラインダンスのことをロケットダンスと呼んでいます。

ロケットと聞くと、あの空飛ぶロケットのことをイメージしがちですが、ダースとは全く関係ありません。

しかもこのロケットダンスと言う名称は宝塚固有のものでもありません。

実はニューヨークのラジオシティーミュージックホールのダンスチームの名称から由来しています。

ジェットコースターがある遊園地の乗り物の名称であったのに、それが一般名詞になったのと同じように、ロケットダンスと言う名称も一般的になったようです。

なぜ宝塚歌劇団でラインダンスと呼ばずに、ロケットダンスと呼ぶようになったかは分かりませんが、演出家の先生が海外によく視察にいかれていたことからこのようにロケットダンスと呼ぶようになったのかもしれません。

これはあくまでも私の想像ですので、間違っていたらごめんなさい。

これはあくまでも私の想像ですので、間違っていたらごめんなさい。

ロケットダンスではなぜ足をけり上げるの?

宝塚歌劇団に限らず、ロケットダンスでは足をけり上げる振り付けが多いのはなぜでしょうか?

これが大勢でラインをキープしながらダンスを踊ることから、振り付けは手技に重点を置いたり、足技に重点を置く振り付けに必然的になるからだと思います。

大劇場などの広い場所でロケットダンスをするとなると、足技中心で大きく動く振り付けが適しているのかもしれませんね。

またフレンチカンカンをイメージしていると言う説もあります。

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ロケットダンスの衣装に名称はある?

ロケットダンス

ロケットダンスでダンサーが着ている衣装のことを「ダルマ」と言います。

とっても面白い名称ですが、これは衣装に手足部分の布がないことからだるまを思わせるとしてこのように呼ばれるようになったと言う説があります。

ダルマの衣装には様々なデザインがあるので、中にはそれがついているものもあります。

様々なデザインがあるので、中には袖が付いているものもあります。

宝塚歌劇団のロケットダンスにはこのダルマの衣装に羽をあしらっているものが多くとてもかわいいですよね。

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まとめ

宝塚歌劇団のロケットダンスについて色々とお伝えしました。参考になれば幸いです。

少し知識があると舞台を見るときに楽しくなりますよね。

ちなみに、ロケットダンスの並び方には「中高」「中低」があります。真ん中に行くほど背が高くなる「中高」とその逆の真ん中に行くほど背が低くなる「中低」があるんですよ。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

宝塚歌劇団
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