宝塚歌劇団は、夢を求めるファンが多いことで知られています。女性が演じる極端にカッコいい男性や、折れそうなほど細くて、美しすぎる娘役が舞台上にたくさんいて、今も昔もファンの心を掴んで離しません。
しかし、推しのタカラジェンヌが宝塚を退団してしまったらファンの心はどうなるのでしょうか。さらに、結婚出産となってもファンはずっとファンでい続けるのでしょうか。
この記事では、そんな宝塚ファンの気持ちを深掘りして、紹介します。
宝塚退団後に結婚すると気持ちは冷める?
宝塚は、女性が男性役を演じる特殊な世界です。娘役であっても、美を追求した方が多く、これでもか、と美しい舞台が作り上げられています。
ファンになる方は、現実離れした宝塚の世界に夢を追い求め、束の間、現実から離れられる快感を得ているのではないでしょうか。
では、もし推しているタカラジェンヌが退団し、リアルな男性と結婚したらファン心理はどうなってしまうのでしょうか。
宝塚退団・結婚するとファンは1割減
タカラジェンヌは、退団をするとファンは1割減るといわれています。さらに、結婚となると、ぐっと減ってしまうのは想像できるはずです。
ファンの気持ちが離れる工程としては、以下のとおりです。
- 退団公演で燃え尽きて、気持ちが離れる
- 退団後の初仕事を見て、普通すぎる女優っぷりに気持ちが離れる
- ロングヘア・スカート姿を見て、ファンであったことすら忘れる
こんな感じでしょうか。
男役と娘役ではどちらがファンが減る?
圧倒的に男役のファンの方が減るはずです。押しのタカラジェンヌに理想の男性像を見てきたのに、あっさり女性に戻った姿を見れば、夢も覚めます。気持ちが離れてしまうのも、当然です。
不思議なのは、娘役のファンも同じように減ります。もともと女性の姿だったので、外の世界で女優になっても幻滅要素はゼロなのに、減るのは不思議な減少です。
つまり、宝塚ファンは、男役であろうと娘役であろうと、タカラジェンヌには夢を求めているのです。キラキラした衣装もなく、メイクもなく、派手な舞台から降りれば、どんなに好きだったタカラジェンヌも普通の人にしか見えません。
宝塚退団後もファン数を維持している人は?
宝塚時代のイメージを崩さない方は、ファン数を維持しています。例えば、元宙組3番手だった七海ひろきさんは、2019年に退団しました。しかし、2023年8月現在でも、男役のイメージのままをキープしており、ファンを幻滅させていません。
また、元月組2番手だった美弥るりかさんも、髪は若干長くなったものの、タカラジェンヌのイメージそのままで活躍されています。退団後、すぐに大きくイメージを変えないことが大切なのかもしれません。
宝塚を退団するとファンクラブはどうなるの?
タカラジェンヌのファンクラブは、研究科1年の頃に発足し、退団までの長きにわたり存続し続けるものです。しかし、退団をすると、私設ファンクラブはどうなってしまうのでしょうか。ここでは、タカラジェンヌ退団後のファンクラブについて紹介します。
宝塚の私設ファンクラブについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓
宝塚退団後は一旦解散
宝塚を退団後は、タカラジェンヌは3パターンに分かれます。
- 芸能事務所に所属する
- 個人事務所を設立する
- 一般に戻る
退団すればタカラジェンヌではなくなるため、ファンクラブは一旦解散します。芸能事務所に所属したり、個人事務所を設立したりして、芸能活動を継続する場合は、新たにファンクラブが設立される可能性が高いです。
退団が発表されると新規入会ができない
退団発表をした後は、タカラジェンヌによって進路がさまざまなので、まだ在団期間が残っていたとしても、新たにファンクラブ会員になれません。しかし、退団公演までの期間中に、お茶会が開催される場合は、参加できる可能性があります。
退団してしまうその日まで、「思いっきり推したい」と考えているのなら、お茶会に参加してみてはいかがでしょうか。
お茶会について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。詳細ではありませんが、少し触れているので、参考になると思います↓
推し疲れでタカラジェンヌと一緒に退団を
長年に渡り、1人のタカラジェンヌを応援し続けていると、お金も時間もかなりつぎ込んでいるはずです。退団がわかると、ポッカリ穴が空いたようになり、気持ちが塞いでしまうかもしれません。
「推し疲れ」という言葉もあるように、知らず知らずに熱心な推しごとに対して、気持ちは疲弊しているものです。推しのタカラジェンヌが退団したら、すぐに次の推しを探さず、しばらくはお休みしてみませんか。
しばらくすると、また新たな気持ちで、宝塚が好きになれるかもしれません。「疲れたな」と、感じたら、退団を機に少し距離をおくのもおすすめです。
まとめ
宝塚はファンに夢を提供する場所です。理想の男性を演じ続ける男役や、美しさを追求したお姫様のような娘役を見ていると、誰もが現実逃避できます。
しかし、推しのタカラジェンヌが退団を発表した途端、気持ちが冷めるのはよくあることです。ましてや結婚してしまうと、「同じ人間だったんだ」と現実に引き戻されてしまいます。
現に、推しが退団・結婚するとファンクラブの人数が減る傾向にあります。推しが退団を発表したら、「推し疲れ」にならないよう、少し距離を置いて、しばらくしてから、新たな気持ちで宝塚を観劇するといいかもしれません。