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宝塚の贔屓はどう生まれる?沼落ち理由と宝塚付き芸能人を一覧で紹介

宝塚歌劇団

宝塚で「贔屓」ができる瞬間って、本当に人それぞれですよね。

でも共通しているのは、その出会いが思っていた以上に人生を変えてしまうほど大きなものだということです。

この記事では、ファンが実際に語った“沼落ち”のきっかけから、複数贔屓・認知・退団といった宝塚ならではの疑問、そして宝塚にハマっている芸能人とその贔屓までを一覧で紹介します。

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  1. 宝塚の「贔屓」とは?読み方・意味・「推し」との違い
    1. 贔匿(ひいき)の読み方と意味
    2. 宝塚ファン文化における「贔屓」とは
    3. 推しとの違い
  2. 【きっかけ①】家族・友人・環境から自然にハマるパターン
    1. 家族(母・祖母)の影響で宝塚が日常にあったケース
    2. 友人に誘われて初観劇 → そのまま沼落ち
    3. 学校・習い事の先生が男役を例に説明してくれたことがきっかけ
    4. 外部舞台やOGを観て宝塚への興味が芽生えた例
  3. 【きっかけ②】偶然の出会いから“突然落ちる”パターン
    1. YouTubeのおすすめ動画(入出待ち・パレードなど)
    2. 駅ポスター・街中広告・SNSの一瞬のビジュアル
    3. テレビ番組・ニュース特集を見て興味が爆発
  4. 【きっかけ③】舞台で心を掴まれた“決定的な瞬間”
    1. 特定の演目・役柄で覚醒した例
    2. ギャップ萌え:子犬系→悪役で大覚醒など
    3. 「死の瞬間に恋した」宝塚特有の沼落ち
    4. 歌声・オーラに圧倒されて一瞬で堕ちたケース
  5. 【きっかけ④】ファンサ・認知・奇跡の出来事で落ちるパターン
    1. 直筆メッセージやお礼状をもらった感動
    2. 偶然出会った時の神対応で一生の推しに
  6. 贔屓ができると人生はこう変わる:沼の深層
    1. 観劇回数が激増し、生活の中心が宝塚になる
    2. 仕事より“おつとめ”優先の生活リズム
    3. 退団を見据えた貯金(退団貯金)のリアル
    4. 推し活で人生が好転する現象
  7. 宝塚ファンの芸能人・有名人とその贔屓一覧
  8. 複数贔屓・贔屓替えはアリ?ファンの本音
    1. “二股”とは違う?宝塚ファンの複数贔屓事情
    2. 組替えや退団で増える“第二贔屓”の存在
    3. 贔屓替えが起きる時の心情と理由
  9. まとめ:贔屓との出会いは人生の宝物になる
    1. 関連

宝塚の「贔屓」とは?読み方・意味・「推し」との違い

宝塚ファンの間でよく聞く「贔屓」という言葉。でも、実際どんな意味で使われているのか、推しやオキニとはどう違うのか…最初は少し分かりにくいものです。

ここでは、贔屓の基本的な捉え方から、複数贔屓・認知といったリアルな疑問まで、丁寧にわかりやすく解説していきます。

贔匿(ひいき)の読み方と意味

「贔屓」は“ひいき”と読みます。

宝塚では、ファンが特に応援しているタカラジェンヌのことを指す、とても大切な言葉です。

ただの「推し」よりも、もっと特別で、出会った瞬間に人生の色が変わってしまうような存在。ファンの間では「贔屓は探すものじゃなく、ある日突然、夢の花束を抱えて迎えに来る」というロマンチックな言い回しもあるほどで、その出会い方も実にドラマチックなんです。

宝塚ファン文化における「贔屓」とは

宝塚における「贔屓」は、単に応援する相手というより、“人生に寄り添う存在”という感じに近いかもしれません。

舞台での衝撃的な出会い、内面に触れて心が動く瞬間、そして応援するほどに自分自身の生活や価値観まで変わっていくこともよくあります。

仕事や勉強を頑張れるほどのエネルギーをくれたり、贔屓を通じて人間関係が広がったりと、ファンにとって「贔屓」は、長く愛し続けられる“生涯の趣味”を運んでくれる、とても大きな存在といっても過言ではありません。

推しとの違い

細かな定義はありませんが、宝塚ファンの使い方を見ると、「贔屓」は“最も大切な存在”という意味が強いようです。

SNSでも「推しを『贔屓』と呼ぶけど、一途に推すって意味ですか?」といった質問があるほど、言葉の重みを感じ取っている人も多いです。

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【きっかけ①】家族・友人・環境から自然にハマるパターン

宝塚にハマる瞬間って、実はとても身近な日常の中に潜んでいます。

家族の影響で気づけば舞台が生活の一部になっていたり、友人のひと言や思いがけない学校の出会いが“沼の入口”になってたりすることも。

ここでは、自然な流れで宝塚に惹かれていった人たちのリアルなきっかけを紹介します。

家族(母・祖母)の影響で宝塚が日常にあったケース

宝塚との最初の出会いが「家族の影響」によるもので、まるで日常の延長線上で宝塚愛が育ってきたような方が多いようです。

幼い頃から家族に連れられて劇場へ通っていた人や、母親が熱心な宝塚ファンだったため、家の中に常に作品や話題があった方も少なくありません。

「気づいたら宝塚はいつもそばにあった」

そんな自然な距離感から宝塚にハマる方もいらっしゃいます。

友人に誘われて初観劇 → そのまま沼落ち

友人に連れて行かれて、そのまま宝塚の世界に落ちていく…そんな“王道パターン”もよくあります。

例えば、親子三代続く宝塚ファンの友人から凰稀かなめさんのパーソナルブックを見せられ、「こんな素敵な人が舞台に立つの?」と興味がわき、初観劇へ。その後、劇場へ通ううちに、悠未ひろさんを“初恋の男役”として好きになったというエピソードもあります。

学校・習い事の先生が男役を例に説明してくれたことがきっかけ

宝塚沼への入り口が、学校や習い事の先生からというのも意外と多いパターンです。

将来ミュージシャンを目指していた高校生が、レッスンの先生から「男役の見せ方を参考にしてみて」と宝塚の映像を勧められて興味を持ったというエピソードがあります。

また、大学に入ってから元トップ娘役による特別講座を聴講し、そのエレガントさに心を奪われて宝塚へアンテナが立った人も。学校の行事で初観劇し、その1回が忘れられず沼に進む……なんて、半ば“教育の魔法”みたいなケースもあります。

外部舞台やOGを観て宝塚への興味が芽生えた例

外部の舞台で元タカラジェンヌの存在感に圧倒され、「宝塚ってどんな世界なんだろう?」と興味が湧くパターンがあります。

とある舞台で脇役として出演していた宝塚OGの圧倒的な力量に驚き、そこから宝塚本体を観に行く流れは実はよくあることなのです。

例えば、中井美穂さんの場合では、天海祐希さんのスマートさに魅了され、宝塚への苦手意識が一気に吹き飛んでファンになりました。

また、駅のポスターで興味を持っていた人が、後にセーラームーンミュージカルで大和悠河さんに一目惚れし、その勢いで宝塚を観に行ったという“外部作品からの逆輸入”パターンもあります。

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【きっかけ②】偶然の出会いから“突然落ちる”パターン

宝塚にハマるきっかけは、まったく予想していないところから突然やってきます。

ふと目にした動画・駅で見かけたポスター・テレビの特集——その一瞬が、気づけば深い沼の入口になっていたりするんです。

ここでは、そんな“偶然の一撃”で宝塚の魅力に引き寄せられた例をご紹介します。

YouTubeのおすすめ動画(入出待ち・パレードなど)

インターネットの何気ないおすすめ動画が、宝塚への扉を開くケースがあります。

例えば、突然YouTubeに流れてきた入出待ちの動画を見て、スターの佇まいやファンとの空気感に魅了され、そのまま宝塚沼へ落ちていった人もいます。
また、インスタグラムも沼の入り口です。

最近でいえば、七海ひろきさんのインスタグラムは、まさに「閲覧注意」の域。宝塚を退団してからも男役のスタンスを崩しておらず、それどころかさらにイケメン度を増しています。いや、増し増しです。

「もうどうなってもいい」と思っている方は是非ご覧ください。

駅ポスター・街中広告・SNSの一瞬のビジュアル

ちょっとした偶然が心を射抜くこともあります。

子どもの頃に駅で見かけた公演ポスターが忘れられず、数年後に“観てみたい”気持ちが再燃したという人も多いのではないでしょうか。

例えば、柚香光さんのファンの中には、作品『ポーの一族』での圧倒的ビジュアルに抗えず落ちた人も多く、SNSで自分の描いたイラストが大量の「いいね」を集めるほど、ビジュアルが入り口になることは多いんです。

また、ビジュアルで外せないのは朝美絢さんですが、あまりにも頻出しているので、ここでは割愛いたします(笑)

テレビ番組・ニュース特集を見て興味が爆発

テレビで偶然宝塚を目にして、そこから一気に心を掴まれるケースもよくあります。

2019年のFNS歌謡祭で彩風咲奈さんや朝美絢さんを見て、「宝塚ってこんなにカッコいいの!?」と衝撃を受けたファンも。

また、コロナ禍にNHK BSで放送された宝塚の舞台を録画して観たことがきっかけで、望海風斗さんの歌声に完全にノックアウトされ、SNSに感動を書き込むほど沼入りした例もあります。

CSチャンネル「スカイステージ」をきっかけに推し活を始めた人もおり、テレビの存在感は今もなおとても大きい入り口です。

かく言う私も宝塚音楽学校の合格発表のニュースで受験生だった天海祐希さんを見て、その年のすみれ売りに行っちゃいました。

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【きっかけ③】舞台で心を掴まれた“決定的な瞬間”

実際に舞台を観たときの“瞬間の衝撃”が、贔屓との出会いになることも多いものです。

たった1シーン、たった1曲、たった1つの表情で心を持っていかれる——宝塚にはそんな魔法が詰まっています。

ここでは、舞台上で一気に恋に落ちたリアルなエピソードをご紹介します。

特定の演目・役柄で覚醒した例

宝塚で最も王道の沼落ちパターンが、特定の作品や役柄との“劇的な出会い”です。

柚香光さんの場合、『エリザベート』ではそこまで強い印象ではなかったのに、『ポーの一族』での圧倒的ビジュアルと群舞に完全に心を掴まれたファンが多いとのエピソードはご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

フィナーレの雰囲気も相まって、一気に沼が深まったという声がとても多い印象です。

また、明日海りおさんのショーブランを観た瞬間「光り輝いて見えた」と感じて恋が始まった例や、朝美絢さんのサン・ジュスト役の“綺麗さ”に一撃で落ちたケースなど、舞台そのものが運命の出会いになるケースが多発しています。

ギャップ萌え:子犬系→悪役で大覚醒など

舞台での“ギャップ萌え”が引き金になることもよくあります。

かわいらしい下級生だと思っていた生徒が、新人公演を卒業して本公演で演じた悪役で一気に覚醒。ヒゲをつけて黒衣装で歌いこなす姿がまさに反則級で、「こんな一面があったなんて…!」と心を奪われ、その瞬間から第二の宝塚人生が始まったという話もあります。

星組トップスターの暁千星さんは、まさにこのタイプではないでしょうか。ずっと子犬ちゃんだったのに、急にヒゲ役が続きましたよね。

こういった“イメージの裏切り”は、宝塚ならではの魅力のひとつです。

暁千星さんの「ひげ問題」に関してはこちらをどうぞ☟
宝塚歌劇団RRRに見る「暁千星ヒゲ多すぎるやろ」問題について

「死の瞬間に恋した」宝塚特有の沼落ち

宝塚には、キャラクターの“死”が決定打になるといった独特の沼落ちもあります。

例えば『蒼穹の昴』で和希そらさん演じる順桂が、少女を庇って爆死するシーン。その瞬間に恋に落ちてしまったというファンもいるほどです。

さらに、作品が終わったあとのパレードで、真っ赤なスーツ姿の「死んだはずの順桂(和希そらさん)」がせり上がって登場したとき、あらためて本人に恋をしたというドラマティックな体験談もあります。

宝塚の“死”は、時に恋の始まりになるのです。

また、星組時代の極美慎さんも『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』で美しき奴隷役を演じ、沼を作った一人です。

なかなか出番がなかったのに、出てきたと思ったら礼真琴さん演じるディミトリに殺されちゃうという役どころ。美しい奴隷+儚い命のセッティングには沼らずにはいられません。

極美慎さんの関連記事はこちらをどうぞ☟
【星組・ライブ配信】ディミトリ〜曙光に散る紫の花〜感想

歌声・オーラに圧倒されて一瞬で堕ちたケース

歌声やオーラが決定的な引き金になるケースも非常に多いです。
望海風斗さんの歌声に「一発で仕留められた」という声は特に多く、『そばにいて』の美声や『fff/シルクロード』の圧倒的表現力に心を奪われた人は数知れず。

また、涼風真世さんがショー『メモリーズオブユー』で金のマントをまとって現れた瞬間、「ズキュゥン」と胸が痛くなるほど衝撃を受けたというファンもいらっしゃいます。

芝居とショーでまったく違う顔を見せるその変貌ぶりは、まさに宝塚の魔法そのものです。

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【きっかけ④】ファンサ・認知・奇跡の出来事で落ちるパターン

舞台の上だけでなく、ちょっとした交流や思いがけない出来事が“沼落ち”の引き金になることもあります。
手紙のお返事や偶然の出会いなど、そのどれもが胸に深く刻まれる特別な瞬間です。
ここでは、ファンが実際に経験した“奇跡のような出来事”から生まれた贔屓との物語をご紹介します。

直筆メッセージやお礼状をもらった感動

私もかつては純粋な中学生で、偶然カフェで居合わせたタカラジェンヌさんに一目惚れしてお手紙を出したことがあるんです。

そしたら、直筆のメッセージをいただき、さらにドロドロした経験があります。

その後は、2回くらい年賀状もいただきました。

今では名前すら思い出せないんですけど(爆)とっても素敵な思い出として残っています。

関連記事はこちらをどうぞ☟
宝塚ファンレターの書き方が知りたい!返事はもらえる?読んでないって本当?

偶然出会った時の神対応で一生の推しに

偶然の出会いが運命に変わる瞬間もあります。

長年宝塚を見ていたものの、しばらく離れていたというファンが、ある日ふらっと立ち寄った店で後の贔屓に出会い、あまりのかっこよさに思わず目が離せなくなったという出来事がありました。

勇気を出して声をかけてみると、その生徒はとても気さくに話してくれ、まさに“神対応”。

その優しさが忘れられず、翌日には手紙を書き、そこから本格的な応援が始まったそうです。

ふとした出会いが、人生の推しを決めてしまうこともあるんですよね。

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贔屓ができると人生はこう変わる:沼の深層

贔屓ができると日常の景色がゆっくりと、でも確実に変わっていきます。
観劇の回数が増えたり、働き方が変わったり、応援への想いが生活そのものを動かしていくことも少なくありません。
ここでは、宝塚ファンがリアルに語った“沼の深層”と、贔屓の存在が人生にもたらす影響をまとめます。

観劇回数が激増し、生活の中心が宝塚になる

贔屓ができると、観劇は単なる趣味から“生活の中心”へと変わります。

月2回だった観劇が、贔屓の退団が近づくにつれ、気づけば生活を揺さぶるほど増えていったという声もあります。

週に1〜2回の観劇が当たり前になり、週末は昼夜のW観劇、さらにトップスターの出演作があれば宝塚大劇場・東京宝塚劇場はもちろん、名古屋や佐賀など地方公演への遠征も日常化してしまったという方も多いでしょう。

何度も足を運ぶ理由は、「満たされた」と思える瞬間に出会いたいから。自分の目で見た生の舞台こそが宝物。そんな強い想いが原動力になっています。

仕事より“おつとめ”優先の生活リズム

贔屓を応援するために、働き方そのものを変えるファンもいます。

退団が見えた瞬間、「最後の公演に全力を尽くしたい」と決め、正社員ではなく派遣の仕事を選ぶようになった人や、週2勤務に切り替えて週4日を宝塚活動に充てた人もいます。

仕事がない日は入り待ち・観劇・出待ちのフルコースで、それを自身の中で「おつとめ」と呼ぶほどです。

定期券まで購入し、「今の自分にとって東京宝塚劇場は職場に近い」と語るほど、劇場が生活の中心になっていくファンも少なくありません。

退団を見据えた貯金(退団貯金)のリアル

贔屓がトップスターに就任すると、いつか来る退団の瞬間を見据え、静かに準備が始まります。

中には、トップ就任と同時に退団公演へ向けて貯金を始める人も。

「100万円は必要かも」と想定していたファンは、実際には70〜80万円ほどを用意しつつ、すべてを使うわけではないと語っています。

退団公演はチケットが取りづらいため、希望どおりに確保できるわけではありませんが、ファンにとって“万全の体制で送り出したい”という想いが強く、長期間の貯金はその覚悟の表れでもあります。

推し活で人生が好転する現象

贔屓の存在は、ただ舞台を観る以上の力をもたらします。

仕事がつらいときでも「贔屓に会えるから頑張れる」という気持ちで乗り越えられたり、国家試験の勉強に気持ちが向くようになったりといった声もあります。

夢中になった結果、年間休日と年収が上がる好条件の会社へ転職できたり、宝塚を通じて新しい「お友だち」ができたという嬉しい変化もあり得るのです。

「宝塚に出会わなかったら、しょーもない人生を歩んでいたかも。でも今がいちばん楽しい!」といったファンの言葉には、推し活が人生にもたらすポジティブな力がそのまま表れています。

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宝塚ファンの芸能人・有名人とその贔屓一覧

宝塚には、一般ファンだけでなく多くの芸能人・著名人も魅了されています。

誰がどのジェンヌを応援しているのかを知ると、宝塚の奥深さや影響力がさらに伝わってくるはず。

ここでは、宝塚ファンとして知られる芸能人・有名人と、その“贔屓”にまつわるエピソードを一覧でご紹介します。

芸能人・有名人 職業/肩書き 贔屓(ひいき)の生徒・元生徒 関連情報/エピソード
山里亮太(南海キャンディーズ) お笑い芸人 愛月ひかる(元星組男役) 妻・蒼井優さんの影響で宝塚ファンに。初観劇『ロミオとジュリエット』で愛月さんに惚れ「沼に着水」。宝塚OG番組のMCも務める。
蒼井優 女優 (母が朝海ひかるファン) 母が朝海ひかるさんの熱狂的ファン。蒼井さん自身も宝塚好きで「宝塚の脚本家になりたい」と語ったことがある。
北川景子 女優 蘭寿とむ(元花組トップ) 熱狂的ヅカファン。蘭寿さんに恋落ちし、卒業時に「人生最大の衝撃」とブログに。夫のDAIGOと観劇。柚希礼音さんのライブにも来場。
及川光博 俳優・アーティスト 檀れい(元星組トップ娘役) 幼少期から宝塚ファン。FNS歌謡祭で真風涼帆率いる宙組と共演。檀れいさんと結婚していた。唐沢寿明と観劇することも。
笠井信輔 フリーアナウンサー 蘭寿とむ、蘭乃はな 夫婦で宝塚ファン。「宝塚ドリームツアーズ」MCに抜擢。宝塚愛のコラムも連載。
渡辺麻友(元AKB48) 女優・歌手 蘭寿とむ、朝夏まなと AKB時代から宝塚ファン。「地球上で一番蘭寿とむさんを尊敬している」と本人に伝えた。
西川史子 医師・タレント 星条海斗(元星組男役) 宝塚が離婚理由と言われるほどの熱狂ぶり。オフの日は一日中スカイステージを視聴。
唐沢寿明 俳優 天海祐希、真矢みき、安蘭けい 観劇常連。天海祐希を研音に誘ったとも言われる。退団後のジェンヌを支える存在としても有名。
葵わかな 女優 明日海りお(元花組トップ) 高校で初観劇しファンに。テレビ番組でも好きだと公言。
高橋真麻 フリーアナウンサー 朝美絢(雪組) 父・高橋英樹のブログで「真麻のおともだち」と紹介されるほど親しい存在として語られた。
高橋英樹 俳優 (特定の贔屓なし) 雪組公演をほぼ全て観劇している様子。娘の真麻と観劇へ。
東村アキコ 漫画家 不明 有名なヅカファンとして知られる。
高橋愛(元モーニング娘。) タレント 不明 宝塚受験のためにモー娘。卒業を考えていた時期がある。
秦佐和子(元SKE48) 声優 不明 元から宝塚ファン。オスカルのコスプレを披露したことも。
大林素子 タレント 安寿ミラ(元花組トップ) 観劇後に安寿ミラのお茶会に参加していた。
稲垣吾郎(元SMAP) 俳優 不明 宝塚好きとして知られる。
森且行(元SMAP) オートレーサー 安寿ミラ、轟悠 若い頃から宝塚ファン。安寿ミラに花束を持って楽屋訪問したことも。
中村橋之助 歌舞伎俳優 珠城りょう(元月組トップ) 『エリザベート』の珠城りょうを見て“雷が落ちたように”ハマった。
中村七之助・中村莟玉 歌舞伎俳優 (沙央くらまの友人) 『シティーハンター』『Fire Fever!』などを観劇。
岡江久美子(故人) 女優 不明 母の代から宝塚ファン。劇場でよく見かけられていた。
中井美穂 フリーアナウンサー 天海祐希(元月組トップ) 『タカラヅカ・カフェブレイク』MCを長年担当。天海祐希のスマートさに魅了されファンに。
林家正蔵 落語家 不明 家族で観劇。SNSなどから宝塚への強い関心がうかがえる。
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複数贔屓・贔屓替えはアリ?ファンの本音

宝塚ファンの間では、「贔屓=一途に応援する相手」というイメージが強い一方で、実際には複数の生徒を同時に好きになることもごく普通です。

さらに、作品や組替え、退団といったタイミングで“贔屓が変わる”ケースも自然に起こります。

ここでは、リアルなファンの声から、複数贔屓や贔屓替えに対する本音をまとめました。

“二股”とは違う?宝塚ファンの複数贔屓事情

宝塚では「贔屓=最も強く応援する生徒」という意味で使われますが、一人だけに絞らなくてもOKという空気がとても強いのが特徴です。

一般的な“二股”のような後ろめたさはまったくなく、「あの生徒が好き!でもこの子も大好き!」が自然と共存します。

実際のファンの声でも、「一番の贔屓は紀城ゆりやさん。でも雪組全体が好きで、上級生から下級生まで大好き」という“幅広い愛”が語られています。

観劇のたびに「オペラグラスが大忙し」になるというのも宝塚ファンあるある。贔屓は“最愛”だけど、その周りにも魅力的な生徒が多すぎて目が足りない…そんな世界観です。

組替えや退団で増える“第二贔屓”の存在

宝塚は組替えや退団といった動きが活発な世界で、そのたびに新しい生徒に興味を持ったり、応援したい気持ちが増えたりするのも自然な流れです。

例えば、もともと明日海りおさんや望海風斗さんが好きだったファンが、のちに柚香光さんに強く惹かれるようになったケースもあります。

このファンにとって柚香さんは“好きなジェンヌの一人”から、ある時期を境に大きな存在へと成長していきました。

また、以前の贔屓(悠未ひろさん)の退団が辛く、その後に出会った生徒(澄輝さやとさん)が新しい贔屓になったケースも。“初恋の男役さん”を見送った後だからこそ、新たな出会いがより鮮烈に感じられることもあるのです。

贔屓替えが起きる時の心情と理由

贔屓替えは、「浮気」というより新しい魅力に気づいた瞬間の心の動きに近いもの。ファンが心を奪われる理由は本当にさまざまです。

あるファンは、柚香光さんのビジュアルではなく、『ポーの一族』という作品の世界観や、ご兄弟エピソード・可愛い大食いキャラに触れてハマり、気づけば部屋が柚香さんの関連グッズだらけになっているわけですね。

また、今まではキラキラしたイメージだった生徒が、本公演でヒゲ姿の悪役を演じ、「格好良すぎて一瞬で堕ちた」というケースもあります。

こうした“ギャップ萌え”は宝塚ではよく聞く贔屓替えのきっかけです。

さらに、贔屓が退団したあとに「アーカイブ入りした元贔屓 → 現在は新生花組を応援」というように、応援の軸が自然と移っていくケースもあります。

宝塚の世界は作品も生徒も常に変化し続けるため、贔屓が変わるのはむしろ“自然で健全なファン文化”といえるのです。

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まとめ:贔屓との出会いは人生の宝物になる

宝塚の「贔屓」との出会いは、きっかけも理由も人それぞれですが、どれもファンにとって大切な経験です。

舞台や映像、偶然の出来事から心を掴まれ、応援する楽しさが日常を豊かにしていきます。

贔屓ができることで観劇の視点が広がり、生活の中に張り合いが生まれるのも宝塚ならではです。

これから贔屓ができる人も、すでに深い沼に浸かっている人も、自分だけの“ときめきの物語”を、どうぞ自由に楽しんでくださいね