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宝塚退団公演の白い服は決まり?いつから?ファンも白服?

宝塚歌劇団

宝塚歌劇団を退団する際、千秋楽に白い服を着ているタカラジェンヌをよく見ると思いませんか。何かと独自ルールが多い宝塚歌劇団なので、白い服を着るのも何か意味があるのでしょうか。

白は、清らかで高い理想を反映する色。
節目に白い服を着るのは、わかる気もしますよね。

そこで今回は、宝塚歌劇団を退団するタカラジェンヌの白い服について、その歴史や意味などを紹介します。また、「ファンも白い服を着るのか?」といった疑問にもお答えします。

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宝塚退団時の楽屋入りの白い服は決まり?

宝塚退団 白い服

宝塚退団時にタカラジェンヌが白い服を着るのは、決まりではありません。というのも、2014年8月31日に宝塚を退団した元雪組トップスターの壮 一帆さんは、カーキのジャケットで楽屋入りしています。

白には、リセット効果や、新たなスタートにふさわしいイメージを持っている方が多いのでは。そのため、退団する公演の千秋楽に白い服装で楽屋入りするのは、もはや「伝統だ!」と思っている方も多いのは事実です。

今後は、すべてのタカラジェンヌが白い服装で楽屋入りするとは限らないかもしれませんね。しかし、現在宝塚で騒がれている「非合理的なルール」でもないし、退団=白い服でもOKだし、逆に着たくないなら好きな服装で楽屋入りでも良いのではないでしょうか。

宝塚退団会見の服装の色にも意味がある?

宝塚歌劇団では、退団会見時にも白い服装で臨むといった慣習があります。これも、決まったものではないので、白以外の色を着るトップスターさんもいらっしゃいます。

ただ、選ぶ色によっては、ファンがざわつくケースもあり、つくづく面白い世界だと感心させられます。最近の退団会見でトップスターが選んだ服装の色について解説します。

白い服装

2023年8月16日に宝塚歌劇団の花組トップコンビである柚香光さん(95期)と星風まどかさん(100期)が退団会見を行いました。

この日、柚香光さんは全身白のコーディネートで出席。白いスーツにゴールドのネックレスがアクセントになっていました。

一方、星風まどかさんは、柚香光さんに合わせるように白のワンピースを着用。アクセサリーには、柚香光さんから贈られたピアスを付けており、添い遂げ退団にふさわしいコーディネートだといえます。

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白以外の服装

宙組の元トップスターである真風涼帆さん(92期)は、自身の退団会見で全身シルバーの衣装で出席しました。「金屏風に負けないように」とキラキラスーツを着用。シルバーは、白に近い印象ですが、ライティングによってはゴールドに見えました。

一方、同時に退団した潤花さん(102期)は、純白のワンピースで登場。真風涼帆さんから贈られたピアスを身につけていました。

また、元花組トップスターの明日海りおさん(89期)は、白のスーツだったのですが、中のドレスシャツはすみれ色(淡い紫)でした。宝塚歌劇団と縁が深い色であるため、すみれ色のドレスシャツを選んだと考えられます。

黒い衣装

退団会見で白い衣装を選ぶことが多い中、何人かのトップスターは黒い衣装を選んで話題になりました。たとえば、元雪組トップスターの壮一帆さんや元宙組トップスターの凰稀かなめさんは、男役としてのクールなイメージを保つためか、黒の衣装で登場。この選択には、ファンの間でさまざまな憶測が飛び交いました。

一方、貴城けいさんや水夏希さんも黒のスーツを着用し、それぞれの事情が反映されているのではと、心配するファンも少なくありませんでした。貴城けいさんは、トップ就任期間を短くして退団。水夏希さんは、後継者としての期待が果たせなかったため、選択された服装にも意味が込められていると見る向きもありました。

しかし、貴城さんは、「特に意味を持たせていない」と回答し、水さんは、「自分が好きなスタイルとして黒を選んだ」と説明。男役としてのイメージを重視し、黒がカッコいいと感じていたため選んだとも付け加えています。

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黒衣装の先駆者は絵麻緒ゆう

宝塚ファンが退団会見での衣装に敏感になったのは、2002年の絵麻緒ゆうさんの退団会見に起因しています。当時、元雪組トップスターの絵麻緒ゆうさんは、大劇場でのわずか1作品のみの異例ともいえる短期間のトップ就任後に退団。通常は、4作から6作の公演を経て退団に至るのに比べると、極めて短かったといえます。

絵麻緒ゆうさんは、退団会見で黒のスーツを着用し、「1公演のみでの退団は残念だが、劇団の方針に従った」と発言。この会見以降、宝塚トップスターの退団会見での服装が特に注目されるようになり、衣装の選択が何らかのメッセージを含んでいるのではないかとファンによって読み解かれるようになりました。

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宝塚退団時の白い服はいつから?

宝塚退団の白い服

白い服で退団公演の千秋楽は楽屋入りするといった慣習が宝塚歌劇団にはあるのですが、一体いつから始まったか気になっている方も多いのではないでしょうか。年代を追って服装の色と退団セレモニーについて紹介します。

ベルばら4強トップスター

第一次ベルばらブームで一躍有名になった頃の宝塚では、楽屋入りの衣装は白ではなかったようです。4強トップスターは、安奈淳さん・榛名由梨さん・汀夏子さん・鳳蘭さんで、当時は退団公演千秋楽の楽屋入りの衣装には、特に注目は集まっていませんでした。

ひまわりのトンネルが登場!

瀬戸内美八さんの退団セレモニーは、彼女の明るく朗らかな性格を反映したものになりました。瀬戸内美八さんは、「ひまわりのようだ」と評されており、ファンによりひまわりのトンネルが準備され、瀬戸内美八さんを華やかに送り出しました。

大劇場が最後の公演であったのも手伝って、特に派手な演出が可能だったと考えられます。つまり、メインカラーはひまわりの黄色だったのではないでしょうか。

楽屋入りがド派手になったのは大地真央から?

楽屋入りで印象に残っているのは、大地真央さんです。楽屋入りの際に、お神輿が登場したのも大地真央さんが最初だったと記憶しています。花の道までファンが溢れかえり、一大イベントでした。その後、明日海りおさん・早霧せいなさん・柚希礼音さん・凰稀かなめさん・龍真咲さんなどがお神輿を導入しています。

大地真央さんが楽屋入りの際に白を着ていたかどうかは定かではありませんが、白い服に注目が集まっていたとは記憶していません

月城かなとの楽屋入りの場合

コロナ禍が終わった現在、以前はお祭り騒ぎだった楽屋入りもセレモニーに様変わりしています。最近では、宝塚大劇場のロビーでトップスター迎えるスタイルが主流。例として、月城かなとさんの場合は、どのような様子だったかを少しだけ紹介します。

トップスターの月城かなとさんが白いスーツを着て登場。ロビーで迎えたのは浴衣を着た組子たちで、お尻にはホタルの光を表現したボール紙を、頭には触覚を装着。どうやら、月城かなとさんのトップお披露目となった作品「川霧の橋」のラストシーンの再現だったようです。

ワイワイとしたお祭りのようでありながら、エモさを感じさせる演出ですよね。

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千秋楽10日前!退団者の楽屋は真っ白に!

宝塚退団 白い服

宝塚の退団が決まると、当該者であるタカラジェンヌの楽屋はすべてが白に統一されます。白い化粧前の使用は退団する生徒の特権であり、そのセットアップはファンが作成します。実際に設置するのは同期生で、もし同期生が同じ組にいなければ、他組の同期生や既に退団した同期生が飾り付けます。この準備は退団する生徒が楽屋に入る前に秘密で行われるというから泣けますね!

飾り付けは千秋楽の約10日前に始まり、化粧台の鏡に始まり、楽屋着・スリッパ・ポットカバーも含め、すべてのアイテムは白色に統一されます。

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推しのタカラジェンヌ退団時はファンも白い服

宝塚退団 白い服

宝塚歌劇団である程度人気があるタカラジェンヌには、たいてい私設ファンクラブが存在します。私設ファンクラブの会員は、退団公演の千秋楽には、宝塚大劇場や東京宝塚劇場に駆けつけるわけですが、その際は白い服と限定されています。

白い服限定のルールは、ファンの方が厳しいように思われます。やはり、一団体に所属しているために、ルールは忠実に守る必要があるようです。

ファンクラブによっても異なると思いますが、基本的には以下の通りです。

  • 全身白コーデ
  • 会服の上は防寒具などは身につけない
  • 靴も靴下もストッキングも白、ブーツの場合はブーツも白

このようなルールは、もちろんファンクラブによって異なります。

退団公演の千秋楽における楽屋入りや出待ちは、トイレに行くのもダメ!待ち時間が長時間に及ぶため、気分が悪くなりそうな場合は早めに離脱する!など厳しいルールを設けているファンクラブもあります。

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ファンクラブの白い服ルールはいつから?

榛名由梨さんは、『ベルサイユのばら』で初代オスカルを演じ、1988年12月31日に宝塚歌劇団を退団しました。昭和時代の最後の退団者となるわけですが、千秋楽の際のファンの服装は白ではなく、ピンクだったようです。

榛名由梨さんの妹でありマネジャーの山下淳子さんによると、「ファンクラブが白一色に統一されたのは榛名の退団後のことで、その後退団するトップスターたちが白を着用し始め、それが伝統となった」とのことです。つまり、白い服着用の風習は、平成に入ってから定着したと考えられます。

ファンクラブに所属していなくても、お別れの気持ちを込めて白い服で観劇するファンもいらっしゃいますよ。

フェアウェルパーティの服装も白

ファンクラブに所属している方は、ファンクラブが開催するフェアウェルパーティでも全身白コーデで参加します。ファンクラブ内の活動をしていない方は、特に白である必要はありませんが、ワンピースの上に白いボレロを羽織るなど、白を意識する方が多いようです。

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宝塚退団公演の白い服は決まり?のまとめ

タカラジェンヌが宝塚歌劇団を退団する際、白い服を着るのは絶対に守るべき決まりではありません。しかし、節目なので白を選ぶタカラジェンヌが多いようです。

添い遂げ退団の場合は、男役娘役ともに白コーデ。娘役は、男役からもらったアクセサリーを付けるのがパターンのように見受けられます。

また、ファンクラブの会員も白コーデです。ファンクラブの場合は、ルールは厳しめ。規律は守らなければなりません。フェアウェルパーティでも白コーデが多く、徹底されている感があります。

厳しいと思われるようでも、白で送り出す伝統は、今後も揺るがないでしょう。ぜひ、贔屓のタカラジェンヌが退団する際は、白コーデで観劇にお出かけになってみてはいかがでしょうか。

宝塚歌劇団
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