宝塚歌劇のチケットは「プラチナチケット」とも呼ばれ、手に入れるのが非常に困難です。しかし、急なスケジュールの変更で観劇できない!なんてケースはよくありますよね。
そこで、この記事では、公式・非公式のルートを含め、リスクと注意点を解説し、最も安全にチケットを譲渡する方法を紹介します。
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宝塚の行けなくなったチケットはチケトレへ!
長年宝塚のファンでいると、順調に観劇できない日も出てきます。例えば、急な出張とか家庭の事情とか…。そんな時、自分はいけなくても、せめてチケットだけは無駄にしたくない!と考えませんか。ここでは、公式ルートで宝塚の行けなくなったチケットを他の誰かに譲渡する方法を解説します。
公式リセールサービス「チケトレ」の概要
チケトレとは、宝塚歌劇団が公認している公式チケットトレードリセールサービスです。公式なので、当然安全な取引ができます。せっかく手にしたチケットなら公式サイトで取引したいですよね!
チケトレのメリット
ここでは、チケトレを利用するメリットについて解説します。
定価での安全な取引
チケトレを利用すれば、チケットを定価で売買できます。不当に高い価格での転売や購入を回避しながら、安心できる取引が可能です。やっとの思いで手に入れた貴重なチケットを適正価格で、しかも安全に取引でいるのは最大のメリットといえます。
宝塚歌劇団の公式認証を受けたサービス
チケトレは、宝塚歌劇団が公式に認めている唯一のリセールサービスです。チケットの真贋や取引の安全性について心配する必要がなく、公演を楽しみにしている他のファンと安全にチケットを共有できます。
なんといっても公式・認定の言葉が心強いですよね。宝塚歌劇団をサポートする立場のファンとしては、絶対に不正に加担してはいけません。
チケトレの利用法
ここでは、チケトレでのチケットの売り方と買い方について解説します。
チケトレでチケットを出品する方法
- 会員登録: チケトレを利用するには、事前に会員登録が必要です。
- チケット情報入力: 出品するチケットの公演名、日時、席種、枚数などの情報を入力します。
- 審査: 出品申請後、チケトレ運営事務局が審査を行います。 審査には3日以上かかる場合があります。
- チケット発送: 事前発券可能なチケットの場合、購入者が決定した後に、出品者から購入者へチケットを発送します。 当日発券または入場認証のみのチケットの場合は、購入者に予約番号を伝え、購入者自身でチケットを受け取ってもらいます。
- 取引完了: 購入者からチケットを受け取った旨の連絡があると、取引完了となります。
チケトレでチケットを購入する方法
- 会員登録: チケトレを利用するには、事前に会員登録が必要です。
- チケット検索: 希望する公演名、日時、席種、枚数などからチケットを検索します。
- 購入手続き: 希望するチケットを見つけたら、購入手続きを行います。
- チケット受け取り: 事前発券可能なチケットの場合、出品者からチケットが発送されます。 当日発券または入場認証のみのチケットの場合は、公演当日に、チケトレ購入証明書と本人確認書類を持参し、劇場のチケットカウンターでチケットを受け取ります。
宝塚の行けなくなったチケットをチケトレ以外で売買する方法
宝塚歌劇団では、非公式ルートの利用が推奨されていません。なぜ、推奨されていないのか、その具体的なリスクと対処法を解説します。
非公式譲渡法とは
宝塚歌劇団で公認されているチケットの譲渡法は、チケトレのみです。それ以外は、非公式の譲渡法ですので、注意してくださいね。非公式譲渡法には、友人や知人への個人譲渡・オークションサイトでの売買・SNSを使った売買・チケット売買サイトなどがあげられます。
非公式譲渡法での取引禁止について
ここでは、非公式譲渡法にはどのようなものがあるのかを解説します。
友人・知人への譲渡
どんなに親しい間柄であっても、宝塚友の会チケットの譲渡はできません。宝塚友の会チケットは、会員本人だけが利用できるチケットです。
メルカリ、ヤフオクなどのオークションサイトでの売買
出品の登録ができても、他のファンから通報があるはずです。通報があれば、すぐに出品取り消しとなり、売買は成立しません。他のファンから通報されるなんて、長年のファン歴を誇る身としては避けたいですよね!
XなどSNSを通じた譲渡
SNSで、「当日手渡しできる人限定」「急遽行けなくなったので譲ります」「同伴希望」などの文言を見た経験はありませんか?いずれも、ダメです!譲渡するのはもちろん、購入もしないでください。定価以上の請求額だったり、お金だけ振り込ませてチケットが手に入らなかったりなど、詐欺まがいの売買が横行しています。
チケット売買サイトでの譲渡
チケトレと同じように思えますが、チケトレ以外のサイトは公認されていません。チケトレ以外のサイトでは、定価以上の金額が提示されています。「え?なら私も高額にしちゃおう!」なんて気持ちになりかねないので、注意してくださいね。
劇場周辺でのダフ屋まがいの譲渡
昭和時代には、劇場の入り口周辺にチケットをちらつかせた一般のファンがたくさんいたんですよ。劇団側からも禁止されていなかったので、当然のようにチケットの譲渡が行われていました。もちろん、定価でしたけど、今はダメです。
違法に譲渡したチケットは、最悪の場合、入場できないケースもあります。見つかると、出禁のペナルティもあるかも?気持ちよく感激するためにもチケットの譲渡・入手は公式サイトでしましょう!
友人・知人にどうしても譲渡できない理由と対処法
昔は、コンサートのチケットや観劇チケットは、友人や知人に簡単に譲渡できましたよね。「なんで今はできないの?」と思いがちですが、その理由と対処法について解説します。
友人・知人でも個人間譲渡ができない理由
宝塚歌劇団がチケットの転売防止と興行の質の維持を目的としているから
宝塚歌劇を愛するファンが劇場に集い、一体感を持って観劇する空間を守りたいから
つまり、「親しい友人・知人なので」といった理由を許すと、収集がつかなくなるからなのです。だから、公式サイトであるチケトレの利用を推奨しているのです。
友人・知人に譲渡したい場合の対処法
友人・知人にチケットを譲渡する場合も、チケトレを介する必要があります。チケトレは、私の肌感としては、良席であればあるほど、あっという間に購入されてしまう感じがあります。チケットをサイトに登録すると、一瞬で他の誰かが購入する可能性が高いです。
友人・知人には、「チケトレに出すよ!今出したよ!早く買って!」とタイミングを合わせるしか方法がないのでは?と思っています。
まとめ
急な仕事で行けなくなった宝塚のチケットを誰かに譲渡したい場合は、チケトレ一択です。たとえ、家族であっても、親友であっても「私の代わりに行ってきて!」とチケットを手渡したら、それは違反行為です。
劇場入り口で、チケットチェックに引っかかり、入場禁止になる可能性があります。最悪、出禁になっちゃうと、もう一生宝塚が観られない!なんてことも。チケットは、購入者本人しか使えないので、注意してくださいね。