規律の厳しい宝塚歌劇団の生徒とピアスは、イメージが合わないと思っている方は多いのではないでしょうか。
「宝塚歌劇団に入ってもピアスだけはダメなんじゃ?」
「日本ものの公演に合わないと思う!」
そんな疑問を持っている方のために、この記事では、タカラジェンヌのピアス事情について紹介します。また、ピアスが許される学年についてもご覧いただけますので、最後までお読みください。
宝塚でピアスを開けている人はいます!
宝塚歌劇団の生徒でピアスを開けている人は、案外多くいるものです。宝塚グラフや宝塚歌劇などのアップの写真を見ると、ピアスホールが見えている人がいたり、「ピアス開けてます!」と宣言している人がいたり、ファンが思うほどピアスには規制はありません。
ただし、下級生の場合はピアスを開けていない方が多いです。ピアスが開けられるのは、研究科3年目以降だともいわれています。
ピアスに関するタカラジェンヌ発言
タカラジェンヌの中には、「ピアスを開けたのがきっかけで、役に集中できた」と言っている方や、責任からくる重圧や悩みを吹っ切るためにピアスを開けたと発言している方もいます。また、チャラさを演出するためにピアスを開けたと発言していたり、オフのおしゃれのためにピアスを愛用していると言っていたりと、タカラジェンヌによってピアスに対する考え方は、さまざまです。
タカラジェンヌのピアスに対するファンの反応は?
「ピアス=チャラい」と感じるファンも、中に入るようで、あまり好きではないと思っている方もいらっしゃるようです。私個人の意見を言わせていただくと、「え?いつの時代の人?」と思うのですが、やはり年配のファンの方に多い意見なのではないかと思われます。
かくいう私も若くはない年代で、大学生の頃ピアスを開けて帰宅すると「鼻に開けるときは親に相談しなさい!」と怒られたものです。つまり、私の親世代だと「ピアス=チャラい」となるのかもしれません。
衣装への影響はないの?
タカラジェンヌがプライベートでのおしゃれを楽しむためにピアスを開けるのはいいとして、舞台では影響がないのか、心配する方も多いはずです。そこで、ここでは、舞台上でのピアス着用について、タカラジェンヌはどのような認識を持っているのか、について紹介します。
舞台上はイヤリングの方がベスト
タカラジェンヌは、舞台袖で早替わりのために急いで着替えをしなければなりません。ピアスでは、装着が面倒なため、使わないというタカラジェンヌが多いです。また、ピアスは引っ張ると大怪我につながる可能性があります。衣装やカツラに引っ掛かると思うと、舞台上ではピアスを使わないはずです。
現に、元雪組トップスターの水夏希さんは、「舞台は非常に危険な場所。ピアスひとつ、小道具ひとつが命取りになる」と発言されています。旧宝塚大劇場では、大きな事故があったため、教訓としているのではないでしょうか。
イヤリングより落ちにくいメリットも
もしも、早変わりをしないのであれば、ピアスはイヤリングよりも落としにくいといったメリットもあります。ダンスでピルエットやシェネなど高速で回転をする場合、大きめのイヤリングだと遠心力に耐えきれず、落ちてしまいます。
私もバレエ経験者ですので、衣装のイヤリングが落ちそうになるのを気にしながら踊るのが嫌で、発表会前にピアスを開けた1人です。周りの友達も1人が開けたら、一斉に開け出したといった状況になった思い出があります。ただし、キャッチが緩くなっていると、ピアスも落ちる可能性は大いにあります。
まとめ
タカラジェンヌは、プライベートのおしゃれとしてピアスを開けている人は多いです。ただし、研究科3年目までは開けていない方が多いため、やはり、ピアスは華美なおしゃれの印象なのでしょうか。
舞台上では、ピアスはご法度と考えているタカラジェンヌが多いです。理由としては、どんな小さなものでも、舞台上に落下物があるとケガにつながる恐れがあるから。過去の大きな事故を教訓として、リスク回避が徹底されているのでしょう。
女性の耳元に小さな石が輝いているのは、とても素敵です。ストレスの多いタカラジェンヌですから、プライベートのファッションは、自由に楽しんでもらいたいですね。