規則が厳しいことで知られる宝塚歌劇団ですが、厳しいのは歌劇団員生だけではありません。ファンにも数々のルールが存在します。
特に観劇中は、いろいろなトラブルに見舞われたり、不快な思いをする人が少なくないので、きちんとルールを守らなければ他のファンから嫌われてしまうかも!
憧れの宝塚歌劇団の舞台を楽しく観劇したいあなたのために、観劇中のルールについてご説明いたします。
観劇中は前傾姿勢は厳禁!
座席には深く腰掛け、背もたれに背中をつけて観劇してください。舞台に熱中するあまり、つい前のめりになる方がいらっしゃいますが、それは絶対にしてはいけません。
これをやってしまう人は、宝塚大劇場に限らず、舞台鑑賞では最も嫌われてしまいます。
後ろにいる方から「もたれてください!」と注意されてしまうと、あなた自身も居心地が悪くなりますよ。
オペラグラスのご使用を!
ご贔屓のスターさんの表情をよく見たいときは、前のめりにならずオペラグラスを使いましょう。宝塚大劇場ではオペラグラスの貸し出しもしていますのでご利用ください。
カラーはピンク、イエロー、グリーン、ブルー、パープルの5色。1回500円でレンタルできますので、お持ちでない方でも安心です。
※現在は、コロナ感染対策のため、レンタルを休止しています。
ドレスコードはあるの?
宝塚観劇する際、特にドレスコードは設けられていません。でも、帽子の着用や高い位置でのお団子ヘアーは避けた方が良いでしょう。
また、劇場の中は締め切った空間であるため、香水の使用には注意が必要です。あなたにとって良い香りでも周りの人には不快な気持ちにさせたりするので、できれば香水は使わない方がいいかもしれませんね。
携帯電話はマナーモードをオフに
宝塚の舞台を観劇する時だけでなく、携帯をオフにしておくことは、映画や美術館など静かな場所ではもう常識ですよね。
音を出さないだけでなく、観劇中に携帯の画面を見るのも控えてください。画面の明かりが漏れると周りの人に迷惑がかかります。
もちろん上映中に写真を撮ったりビデオに録画したり絶対にしないでくださいね。迷惑がかかる問題以上に法律に触れてしまいます。
観劇中の飲食はご法度
観劇中にお弁当を食べる事はもってのほか!コーヒーやジュースなどを買って持ち込むことも禁止されています。
またアメやキャラメルなどお菓子の包みを開く音もとても迷惑です。音がしないようにカバンの中でこっそり開けようと思っても、その行動が余計に目立っていますよ!
上演中の私語は厳禁!
ヒソヒソ話の声は、あなたが思っている以上に耳障りです。舞台の感動をお友達とシェアするのは、劇場を出てからにしましょう。
ご贔屓のスターさんのミスった場面や、面白いアドリブなどついお友達に話したくなる気持ちはわかりますが、そこはぐっと我慢してくださいね。
お話のあらすじを話すのはもっとダメです。あなたのネタバレのせいで楽しめなくなるお客さんがたくさん出てくることを理解しましょう。
出演者の悪口を言う人も厳禁!近くにファンクラブの人が座っているかもしれません。それだけでなく座席の位置によってはご家族が触っている可能性もなきにしもあらずです。
くれぐれも会話の内容にはご注意ください。
時間厳守!開演前に着席は必須
あなたが開園時間に遅れてくると、他のお客さんの前を通って座席に着かなければなりません。
ほんの少しのシーンも見逃したくないファンが多くいる中、その視界を遮るのは非常に罪なことです。
開場時間は開演の30分前です。時間にはゆとりを持って自分の座席に着くようにしましょう。
荷物の置き場所には注意を
ハンドバックは必ず膝の上に置くことが鉄則です。背もたれと自分の背中の間にバックを置く方がいらっしゃいますが、そうすると自然と前傾姿勢になり、後ろの人の視界を下げることになります。
また、長い傘を持った行くことはおすすめしません。どうしても持っていく場合は、座席の下に倒して置いた方が良いでしょう。
万が一床に置いている傘に足をとられてしまうと、転倒し怪我をする可能性があります。大劇場の中は段差の多い場所ですから、長い傘の取り扱いには十分に注意が必要です。
トラブル回避のために
もしあなたの周りに迷惑行為をする人がいた時、直接苦情を言うよりも劇場スタッフに伝えましょう。
どんな人が隣の席に座っているか分かりませんし、逆ギレされるパターンも考えられます。
トラブル回避のためにも劇場スタッフに問題を伝え、気持ちよく感激できる環境を整えてもらってくださいね。
まとめ
みんなが気持ちよく観劇するためには、やはり一人一人が自分の行動に注意することです。
周りの人に迷惑をかけていないか、不快な思いをさせてないかなど気配りをしてくださいね。
逆に不快な思いをしてしまったときには、できるだけスタッフに声をかけて注意してもらいましょう。
せっかく楽しみにしていた宝塚大劇場での感激です。みんなで素敵な思い出が作れるように譲り合いの心が必要ですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。