「すみれ寮の寮費っていくら？食費は？入寮するとき最初にいくら必要？」――受験が近づくほど、ここが一番現実的に気になりますよね。
この記事では、毎月かかるお金（寮費・食費・日用品）と、入寮前後に必要になりやすい初期費用を、できるだけ短く整理しました。
※すみれ寮の費用は、公式に細かい内訳がすべて公開されているわけではないため、「確実に言えること」と「目安として語られること」を分けて紹介します。
すみれ寮の費用は「毎月＋初期費用」
すみれ寮に関するお金は、ざっくり 「毎月かかるお金」 と 「入学・入寮のタイミングで一括でかかるお金（初期費用）」 の2つに分けて考えると、家計の見通しが一気に立てやすくなります。
ポイントは、毎月分は“固定費＋変動費”が混ざること、そして初期費用は想像以上にまとまった金額になりやすいことです。
毎月：寮費／食費／日用品（固定費＋変動費）
毎月かかる費用は、「必ず出ていく固定費」と、生活スタイルで変わる「変動費」に分けて考えると整理しやすいです。まずは全体像として、寮費・食費・日用品の3つを押さえておきましょう。
- 寮費（固定費）：目安は月額15,000円。ワンルーム相場と比べるとかなり安価ですが、光熱費・通信費は別途かかる前提で見積もるのが安心です。
- 食費（変動費）：新すみれ寮は食堂がなく、基本は朝昼夜を各自で調達。自炊中心か、弁当・惣菜多めか、コンビニ多めかで月額が大きく変わるため、ここが毎月費用のブレ幅の中心になります。
- 日用品・光熱費など（固定/変動）：光熱・通信費は月6,000〜8,000円、生活雑貨・消耗品は月4,000〜6,000円が目安。さらに、積立や衣装メンテ・シューズ代など、学期ごと・都度で発生する費用も見込んでおくと安心です。
毎月の負担は、寮費のほかに食費・光熱通信費・日用品などが重なってきます。
特に食費は生活スタイルで差が出やすいので、まずは「自炊中心／買う中心」など自分に合う形を決めて予算枠を作ると見通しが立てやすくなります。
初期：入寮準備（生活用品・学用品など）
入学・入寮のタイミングは、一時金＋生活立ち上げ費用＋学用品が重なって大きくなります。
- 入学時の一時金（入学金等）＋ 寮費の前納（3か月分）
- 入寮準備（生活用品・家電）：寝具まわり、家電、日用品の一式
- 学用品・制服など：制服・袴・レオタード類・教材など
目安としては、これらを合計して 約85万〜97万円程度を“初期費用枠”として準備しておくと、入学後に慌てにくくなります。
関連記事はこちらをどうぞ☟
【2026最新版】すみれ寮の生活｜門限・食事・寮費・ルールを一気に解説
毎月かかるお金の内訳
すみれ寮で「毎月かかるお金」は、ざっくり言うと 寮費＋食費＋日用品（光熱・通信含む） の3つを押さえればOKです。
特に食費は生活スタイルで振れ幅が大きいので、まずは「固定で出ていくもの」と「工夫次第で調整できるもの」を分けて考えると、見通しが立てやすくなります。
寮費
寮費は、周辺のワンルーム相場と比べるとかなり安く感じますが、公式に細かい内訳や運用がすべて公開されているわけではありません。
そのため寮費については、目安として捉えてください。
一般的に語られる目安としては 月額15,000円 が挙げられることが多い一方で、ここに 光熱費や通信費が含まれないケースもあるため、「寮費だけで終わり」と思わずに、別枠で予算を組んでおくのが安心です。
食費
毎月の中で一番ブレやすいのが食費です。
新すみれ寮は食堂がないため、基本は 朝・昼・夜を各自で調達するスタイルになり、ここが“月額の差”を生みやすいポイントになります。
食費の目安は、たとえば以下のとおりです。
- 自炊寄り（ミニキッチンを使って、冷凍食材や作り置きを回す）
- 惣菜寄り（弁当＋買い出しを併用する）
のように「自炊の比率」をどうするかで大きく変わります。
また、実際の寮生活では「弁当をどう確保するか」「週末に作り置きを仕込むか」など、運用の工夫で負担感がかなり変わります。
ここは別記事で、弁当／作り置き／買い物導線までまとめて解説していますので、ぜひご覧ください！
→（食事記事リンク）
日用品・消耗品（地味に増える）
寮費・食費に加えて、毎月じわじわ効いてくるのが日用品や消耗品です。
派手ではないけれど「気づいたら出費が重なってた…」となりやすいので、最初から予算枠を作っておくのがおすすめ。
例えば、以下の点に留意してみてください。
- 洗剤・シャンプーなどの衛生用品（コンタクト液なども）
- 文房具・ノートなどの学用品
- 交通費、ちょっとした買い足しなどの細かい生活費
さらに、月ごとではなく学期ごと・都度で発生する費用（積立やメンテナンス費など）もあるので、「毎月○円」と決めきるより、“日用品・雑費の枠”を持っておくと安心です。
初期費用｜入寮前後に必要になりやすいもの
すみれ寮の初期費用は、入学時に学校へ納付するお金とは別に、寮で生活を立ち上げるための準備費や、制服・レッスン関連の購入費がまとまって発生します。
そのため「毎月の費用」よりも、入学直後は一気に出費が重なりやすいのが特徴です。
目安としては、初年度のスタート時点で 約85万〜97万円程度を想定しておくと、後から慌てにくくなります。
寝具・収納・生活用品（入寮準備費）
入寮前後にまず必要になるのが、寮での生活を回すためのアイテム一式です。
目安として 10万〜15万円程度かかるケースが多いとされます。
特に押さえておきたいのは「寝具」と「静音対策」です。
新すみれ寮では、マットレス（エアウィーヴ四季布団）は備え付けとされる一方で、掛布団やカバー、枕などは自分で用意が必要。ここを見落とすと地味に出費が増えます。
また家電は、ミニキッチン（1口IH）があっても、調理家電は基本的に自己負担になりやすく、電子レンジ・小型炊飯器・ドライヤーなど「最低限の生活家電」を揃える必要があります。
加えて、寮生活では“音を立てない”ことが重視されるといわれており、静音機能のある家電や静音グッズ（スリッパのフェルト、静音加湿器など）を最初から選ぶと生活しやすくなります。
収納については、居室側にクローゼットや引き出し付きベッドなど一定のスペースが確保されているとされるため、「収納家具を買い足す」よりも、中を整える小物（仕切り・ケース）を必要に応じて追加するイメージでOKです。
制服・レッスン関連（※学校費用と混同しない注意書き）
次に大きいのが、学校生活を始めるために必須となる制服・式服・レッスン用品・教材の購入費です。
授業料や入学金といった「学校への納付金」とは別で、入学時に一括購入になる場合が多いので注意が必要です。
目安として、制服上下・制帽・式服用の緑の袴・靴などに加え、レオタード類やジャージ、楽譜などの教材を含めた物品費は、全体で 12万〜15万円程度がひとつの目安です。
制服や教材の購入費は、入学時に納付する 入学金等（合計48万円） や、寮費の前納（3か月分：4.5万円）とは別に発生する費用です。
「納付金を払ったから初期費用は終わり」ではなく、その後に“必要物品の一括購入”が来る前提で資金計画を立てておくと安心です。
保護者向け｜「毎月いくら仕送り？」の考え方
宝塚音楽学校の生徒はアルバイトができないため、在学中の生活は基本的に保護者の仕送りで成り立ちます。
毎月の金額を決めるときは、「なんとなく月◯万円」ではなく、固定費＋変動費で枠を作るとブレにくくなります。
固定費＋変動費で枠を作る
仕送りを考えるうえでのコツは、毎月ほぼ変わらない費用を“土台”にして、そこへ生活スタイルで増減する費用を上乗せすることです。
- 固定費（毎月ほぼ一定）：授業料／寮費／光熱・通信費など
→ 合計の目安は 約71,000円〜73,000円（入寮者想定） - 変動費（生活スタイルで増減）：食費／生活雑貨・消耗品／積立やメンテナンスなど
→ 特に食費は「自炊寄り」か「買う寄り」かで差が出やすく、ここが仕送り額の“中心”になります。
この形で考えると、仕送りは「固定費＋変動費の上限」を決めやすくなり、急な買い足しがあっても家計が崩れにくくなります。
※授業料などを家庭側で一括管理する場合は、生徒が毎月現金で支払う範囲だけを仕送りに含める…という設計でもOKです。
最初の1〜2か月は多めに見積もる
入学直後は、生活が整うまでの“立ち上げコスト”が集中しやすいので、最初の1〜2か月だけは仕送りを厚めに見ておくのが安心です。
具体的には、次のような支出が重なりやすくなります。
- 寮費の前納（3か月分）が必要になるケース
- 洗剤・衛生用品・文具・舞台用コスメなど、日用品の初期まとめ買い
- 寝具（掛布団やカバーなど）や、小型炊飯器・電子レンジなどの生活家電の買い足し
最初に余裕を持たせておくと、入学直後の慌ただしい時期に「足りない→買い足す→焦る」のループを避けやすくなります。
生活のリズムと必要額が見えてきたら、2〜3か月目以降で仕送り額を調整していくのがおすすめです。
まとめ：よくある質問（FAQ）
ここでは、すみれ寮の生活費について特に質問が多いポイントを、できるだけ短く・わかりやすくQ&A形式でまとめました。
寮費はいつから必要？
寮費は入寮のタイミングで必要になります。一般的には、入寮時に最初の3か月分を前払いする形が多く、目安として「月額15,000円 × 3か月＝45,000円」を一括で納めるイメージです。
その後の支払い方法（引き落としの時期など）は年度や案内によって変わる可能性があるので、最終的には学校からの最新案内を確認してください。
食費はどれくらい見ておけば安心？
新すみれ寮は食堂がなく、朝・昼・夜の食事は基本的に各自で調達するため、食費は生活費の中でもいちばんブレやすい項目です。
安心の目安としては、まず 月24,000円〜49,000円くらいの幅を想定しておくと現実的です。
- 自炊中心（倹約モデル）：冷凍食材や作り置きを活用して、月 約24,000円を目安に回す
- 弁当・惣菜・コンビニ併用（標準〜リッチ寄り）：月 約39,000円〜49,000円が目安
「自炊寄り」にできるほど食費は抑えやすいので、最初に“自分が無理なく続けられる食事スタイル”を決めておくと見通しが立ちます。
入寮前に買っておくものは？
制服や入学金とは別に、寮生活を始めるための準備として、寝具・家電初期費で10万〜15万円程度を見込んでおくのが一般的です。
ポイントは「生活必需」と「静音対策」の2軸で揃えること。
- 家電（静音寄りが安心）：電子レンジ／小型炊飯器／ドライヤー など
※電子レンジは、暗黙ルールとして「チン音が鳴る前に開ける」と言われることもあるため、静音性を意識すると安心です。 - 寝具：掛布団、カバー、枕 など（マットレスは備え付けとされる場合が多い）
- 静音グッズ：フェルトシール（スリッパ裏）／静音スリッパ／静音タイプの小型加湿器 など
この3つを先に揃えておくと、入寮直後の「足りないものが多くてバタバタする」を減らせます。
