星組トップとして、ますます貫禄がついてきた礼真琴さん。可愛らしいルックスで、アイドル路線まっしぐらでしたが、最近では男臭さにも磨きがかかって、本当にカッコいいです!
今回は、そんな礼真琴さんの魅力を深掘り。彼女の演技力・歌唱力・ダンス力を分析し、現在の宝塚歌劇団の先頭を走るトップスターとしての魅力を大解剖しちゃいます!礼真琴さんの沼にハマったばかりのあなたのために出演作ベスト10もご紹介いたします。
礼真琴さんのとっておきエピソードも披露しますので、ぜひ、最後までお読みだくさい。
礼真琴さんの素晴らしい演技力!ルックスとのギャップがたまらない!
演技力の良し悪しは、役柄によって全く変わることができるかどうか。自分の個性を消して、その役になり切ることができる人が演技力のある役者と言えます。礼真琴さんはまさに配役ごとに人格が変わって、全くの別人のようです。
※クリックすると記事に飛びます
ジャンルの幅広さに注目!
例えば、『エル・アルコン-鷹-』のティリアン・パーシモン役と『ロックオペラ モーツァルト』のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを見比べると「これは同じ人?」と思えるほど礼真琴さんの中に別人格が生まれているのが分かります。
可愛すぎるルックスからは想像もできないくらいの冷たい視線だったり、おどけた表情だったりが見られるのも礼真琴さんならでは。絶妙な七変化ぶりはファンにはたまらないはず。少年役から娘役までこなす演技の幅広さも礼真琴さんの魅力です。
可愛らしい容姿からは想像できない包容力
私は初めて礼真琴さんを見た時、見た目の可愛らしさとはギャップのある低い声が印象的でした。話し方や仕草が男っぽくて、「極めてる!」と思ったのが第一印象。それからは、どんなに愛くるしい笑顔を見ても、礼真琴さんに男を感じずにはいられないようになりました(笑)
まさにギャップ萌えできる宝塚スター。舞台での包容力のある男役姿にファンは心を掴まれっぱなしです。
海外ミュージカルがぴったり!
私の勝手な見方として、礼真琴さんは日本物よりも海外ミュージカルが合うのでは?と思います。理由としては、やはりルックスです。どちらかと言うと丸顔、可愛い目という愛くるしい雰囲気なので、切れ長の目とシュッとした立ち姿の日本物の男役よりも、海外ミュージカルが合っています。
これは好みですので、一意見としてお読みください。ただ、どちらかと言うと男役としては不利なルックスであることは確か。それを演技力と包容力でカバーしていることが礼真琴さんの凄いところです。
宝塚歴代の歌うまスター達に名を連ねる歌唱力
宝塚歴代、歌唱力のあるスターは数々生まれてきました。涼風真世さんは天使のような美声の持ち主で、今でもその歌唱力で数々の舞台に出演されています。礼真琴さんも間違いなく、歴代に名を連ねるほどの歌唱力の持ち主。その魅力を分析します。
※クリックすると記事に飛びます
引き込まれる歌声に沼るファンが続出
少しハスキーで伸びのある歌声は礼真琴さんの魅力のひとつ。初めて聞いた時には、とても感動したのを覚えています。他の曲も聴いてみたいと思わせるほどの美声で、聞いた人はすぐ虜になってしまいます。
宝塚の男役さんは多少低い声を作って歌っています。しかし、礼真琴さんの場合は元々がハスキーボイスなので、地声に近いのでは?と思われます。作っていない分、伸び伸びとした歌声になっているのしょう。そう考えると天性の男役なのかもしれません。
伝説の『VERDAD』で魅力爆発!
1幕は星組メドレーを中心とした宝塚ナンバー・2幕はPOPS・ミュージカルソング・ディズニーソングで構成されたコンサート。2021年7月・舞浜アンフィシアターで礼真琴さんを中心に上演されました。
特に2幕は圧巻で、宝塚を退団してからの未来も輝かしく活躍してくれると確信できるような内容。やはり、礼真琴さんはミュージカルが似合うと思わせるような仕上がりでした。宝塚史上に残る伝説のコンサートです。
演出家も聞き惚れる美声
2022年2月に星組で再演された『王家に捧ぐ歌』は、オペラ『アイーダ』を宝塚版に書き直した演目。全幕を通してたくさんの楽曲が用意されている舞台で、圧巻の美声を放った礼真琴さん。エジプトの若き武将・ラメダスを見事に演じていらっしゃいました。
『王家に捧ぐ歌』は脚本・演出を木村真司先生が担当。木村先生の肝いりで礼真琴さんのラメダス役が決まったと言う話があります。理由はやはり歌唱力。曲に感情を乗せて歌うオペラを礼真琴さんに演らせてみたいと思われたのでしょう。
アイドル性抜群のルックス!娘役でもトップかも?
まるでアイドルのようなルックスの礼真琴さんは、その可愛らしさから娘役をすることもしばしばありました。身長もそれほど高くないため、娘役でも違和感なし。もしかしたら、もっと早い段階で娘役に転向していれば、娘役トップも実現していたかもしれません。
※クリックすると記事に飛びます
丸顔で童顔なのに男前はもはや罪
身長の低い男役が子役専門になってしまうのは宝塚歌劇団あるあるです。でも、そんなジンクスも打ち破り、演技力・歌唱力・スター性でトップまで上り詰めた礼真琴さん。
もはやその可愛さは男役にとっての大きな武器にもなっています。甘い見た目でイケメン。これはもう罪です。
礼真琴の流し目には御用心
礼真琴さんの流し目は、ファンなら何度も目撃したことがあるはず。色気と冷血さを兼ね備えていて破壊力抜群です。相手役さんはどのようにして、あの流し目光線に耐えているのか聞いてみたいほど。端正な顔立ちだからこそできる冷たさを感じさせる流し目です。
女性だけでなく男性からの支持は強み
宝塚ファンは決して女性だけではありません。ヅカ男子と呼ばれる男性ファンも多く、そう言う男性ファンからの支持があることも大きな強みです。男性ファンが好む宝塚スターは、礼真琴さん・暁千星さん・朝美絢さんです。一見して可愛いタイプが多いようです。女性だけから応援されるよりもずっとファン層が広いと言えます。
礼真琴さん出演作ベスト10
礼真琴さんの出演作品はDVDで観ることができます。気になった作品があったら、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。それでは、代表作をご紹介いたします。
王家に捧ぐ歌
VERDAD(ヴェルダッド)!! —真実の音—
ロミオとジュリエット
エル・アルコン-鷹-
ロックオペラモーツアルト
アルジェの男
阿弖流為 –ATERUI–
柳生忍法帖
ANOTHER WORLD
ベルリン、わが愛
礼真琴さんは宝塚音楽学校第95期生です。この95期生は、宝塚ファンなら誰もが知っている伝説の期で、実に優秀なのです。現在(令和4年現在)のトップスターのうち、なんと3人がこの95期生。同期から3人もトップスターが出るのは異例中の異例なんです。
しかも礼真琴さんは首席。音楽学校の文化祭も初舞台もかなり目立つポジションにいて、早くから注目されていた人材です。学生時代からトップの座は約束されていたようなものだったのです。
礼真琴さんのとっておきエピソードをご紹介!
礼真琴さんと同期の朝美絢さんはこう言ってます。
「みんなが困っている時、こうすれば?ポンッと助言をしてくれる人。でも、ガチガチのリーダーではなく、ふざけることも多い。関西のノリで盛り上げてくれる。リーダーというよりも弟キャラでした」
素敵です。また、礼真琴さんがトップスターになっ時には、同期全員で泣いて喜んだのだとか。みんなから愛されているのが伺えます。
2022年は星組パワーアップの年!礼真琴さんに大注目!
2022年は、星組にとってターニングポイントになる年。月組から暁千星さんが組み替えでやってくると組の雰囲気は一気に変わるでしょう。さらにパワーアップする星組に、これからも目が離せません。