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宝塚の添い遂げ退団とは?歴代トップと起源を徹底解説!

宝塚歌劇団

宝塚の添い遂げ退団とは?歴代トップと初添い遂げをしたスターを徹底解説!

月組の月城かなとさんと海乃美月さんの退団発表後、再び注目を浴びているのが「添い遂げ退団」です。X(旧Twitter)を見ても、あちこちに「添い遂げ退団か〜」などの発言が目立ち、歴の浅いファンにとっては気になるところではないでしょうか。

(私が毎週のように宝塚に通っていた頃は、「心中退団」とも呼ばれておりました)

そこでこの記事では「添い遂げ退団」について徹底解説いたします。歴代の添い遂げ退団をしたトップスターの紹介やファンの反応などについてもご覧いただけますので、ぜひ最後までお読みください。

月城かなとさんと海乃美月さんの退団後、次期トップが気になる方はこちらをどうぞ↓

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宝塚の添い遂げ退団とは?

宝塚の添い遂げ退団とは、文字通りトップ男役と娘役が同時に退団することをいいます。まさに、「夫婦が一生を添い遂げる」といった表現が語源となっていると考えられます。

宝塚では、男役から退団発表をするケースが多いようです。するとファンにとって気になるのは娘役が同時に退団するのかどうかというところ。その後、まもなく娘役の退団発表がなされると、ファンからは「添い遂げ退団だったね〜」といった感想の声が漏れ始めます。

もちろん、月城かなとさんと海乃美月さんのように、同時にマスコミに発表されるパターンもあります。

暦の浅いファンにとっては、男役と娘役のトップスターは同時に退団するものと思っている方も多いはずです。しかし、意外にも添い遂げ退団というのは少なく、それだけファンにとってはレアなものなので、感想の声があちこちで聞かれるのかもしれません。

添い遂げ退団のメリットは?

トップ男役と娘役が添い遂げ退団をするメリットは、「ファンの願望に応える!」これに尽きると思われます。これまで、2人を中心に組みを盛り上げてきたことを考えると、最後は一緒に退団してほしいと思っているファンも少なくありません。

宝塚ファンの間では、添い遂げ退団をしない場合、まるで再婚をしたかのような表現を使う場合があります。この感覚、分からなくもないですよね。ファンにとっても、本人たちにとっても、添い遂げ退団は平和な退団と言えるでしょう。

なぜ、平和な退団と思えるのかは、次の「添い遂げ退団しないデメリット」で紹介します。

添い遂げ退団しない場合のデメリットは?

添い遂げ退団しないデメリットは、特に娘役にあります。なぜか、宝塚ファンの風潮として、添い遂げずに劇団に居残った娘役トップに対して、風当たりが強い傾向があり、「なんで一緒に辞めなかった?」と言われるケースもなきにしもあらずです。

男役トップが居残っても、特に何も言われないようなので、まるで明治時代とか昭和初期とかの日本人の考え方に似ているのかもしれません。つまり、ファンの間では、「娘役なら添い遂げろ!」的な考えがはびこっているのかもしれませんね。

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1990年以降で添い遂げ退団をした歴代トップは?

1990年以降、添い遂げ退団をした歴代トップを紹介します。これを見ると、各組の特徴が浮き彫りになりますよ!

花組
大浦みずき・ひびき美都(1991年)☆
安寿ミラ・森奈みはる(1995年)☆
真矢みき・千ほさち(1998年)
柚香光・星風まどか(2024年)

月組
剣幸・こだま愛(1990年)☆
天海祐希・麻乃佳世(1995年)
霧矢大夢・蒼乃夕妃(2012年)☆
珠城りょう・美園さくら(2021年)☆

雪組
絵麻緒ゆう・紺野まひる(2002年)☆
朝海ひかる・舞風りら(2006年)☆
水夏希・愛原実花(2010年)
音月桂・舞羽美海(2012年)
壮一帆・愛加あゆ(2014年)☆
早霧せいな・咲妃みゆ(2017年)☆
望海風斗・真彩希帆(2020年)☆

星組
稔幸・星奈優里(2001年)
香寿たつき・渚あき(2003年)☆
安蘭けい・遠野あすか(2006年)☆
柚希礼音・夢咲ねね(2015年)☆
北翔海莉・妃海風(2016年)☆
紅ゆずる・綺咲愛里(2022年)☆

宙組
和央ようか・花總まり(2006年)
貴城けい・紫城るい(2007年)☆
大和悠河・陽月華(2009年)☆
大空祐飛・野々すみ花(2012年)☆
真風涼帆・潤花(2022年)

※☆印はトップ同時就任です。

トップスターに同時就任しているコンビは、添い遂げ退団をしているケースが多い傾向にあります。花組・月組は、同時就任が少ないと同時に添い遂げ退団も少なく、雪・星・宙組では、いずれも同程度に添い遂げ退団が多いようです。

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初めて添い遂げ退団をしたのは大地真央&黒木瞳コンビ

宝塚で初めて添い遂げ退団をしたのは、大地真央さんと黒木瞳さんです。大地真央さんは、添い遂げ退団しただけでなく、今でも大地真央さんを超える人は出ないと言われるほどの武勇伝の持ち主。ベルばら四天王の1人である榛名由梨さんから、「男役に新風を吹き込む存在」と言わしめたり、ハゲのカツラで舞台上に登場し、出演者全員が大爆笑した上、舞台を中断させたりといった武勇伝の持ち主です。

一方、黒木瞳さんは、そんな大地真央さんから見染められ、トップ娘役に就任した方です。歌もダンスもお芝居もあまり上手ではなかったものの、顔の小さい大地真央さんより顔が小さかったから選ばれたとの話も残っています。

私としては、大地真央さんの宝塚退団は日本中が注目しており、その影にひっそりと隠れるようにして黒木瞳さんも退団した…そんなイメージを持っています。ただ、大地真央さんがいない宝塚で黒木瞳さんが舞台人としてやっていくには、ちょっと酷だったかな?とも思います。

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添い遂げ退団に対するファンの想いとは?

ファンの皆さんは、添い遂げ退団について、どのように感じているのか気になりませんか?ここでは、ファンの声を紹介します。

一緒に辞めなければいけないような風潮は、あまり好きではありません。宝塚が好きなのに、辞めざるを得なかった話を聞くと、かわいそうになります。

添い遂げ退団って言葉自体が、もはや時代錯誤に感じます。110周年を迎えるにあたり、考えも変える必要がありますね。

2人の舞台が好きだから、どうしても添い遂げ退団を希望してしまいます。残った方が、他の方と組むのは寂しい気がします。

添い遂げ退団について、無くなって欲しいという意見もあれば、一緒に退団して欲しいという方もいて、ファンの気持ちは複雑ですね。しかし、残った方が、意味もなく責められるような風潮はなくなればいいと思います。

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まとめ

タカラジェンヌ一人ひとりの人生なので、退団するタイミングをファンがとやかくいいうのは、ちょっと違う気がします。相当な努力と犠牲の先に掴んだトップスターの座。相手役が辞めたるからといって、なぜ退団しなければならないのか?となるのは当然です。

しかし、残っても、 SNSで叩かれたり、居心地の悪さを感じたりするのであれば、辞めた方がマシと思って辞めるのは残念です。どなたも、自分の納得のいくタイミングで、退団するようになればいいですね。

宝塚歌劇団
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