宝塚音楽学校というと合格倍率が高いことで有名な学校です。合格すれば、宝塚歌劇団に入団できることが約束されていることから、入学志望者は毎年1,000人近くにのぼります。
ただ、受験要項には『容姿端麗であること』と記載されており、乙女の心を悩ませているのも事実。
「容姿端麗が必須は本当なのか?」
「美人であることに合格基準は存在するの?」
「ブスでデブは受験できないの?」
そんな容姿に悩みを持つ宝塚音楽学校受験生の疑問にお答えします。
宝塚合格者は容姿端麗って本当?
宝塚音楽学校の受験要項には、「容姿端麗であること」と明記されています。
美人であること以上に、体重管理は宝塚受験生にとってとても大切です。
目安としては身長− 120 =目安体重です。例えば165センチであれば、165 − 120 = 45キロ。これが理想体重となります。
ちなみに、身長は娘役で160センチ、男役であれば167センチ以上あった方が良いでしょう。
宝塚を受験するにあたり身長制限はありませんが、でも実は身長ってタカラジェンヌになるにはとっても大事!こちらの記事を読んで身長がどれだけ大事かをチェックしてくださいね!↓
私も受験生であった時そうであったように、体重は何とかなっても身長は何ともなりませんでした。
これって、「要するに美人でスタイルの良い人しか受験資格がないってこと?」なんて不安になる人も多いのではないでしょうか。
「容姿端麗」とは確かにその文面通りなのですが、要は舞台人としてふさわしい容姿であることを指しています。
単純に考えて、これから宝塚歌劇団の舞台に立つための学校に入学しようという人が、お肌荒れ放題の太った女の子ではマズイですよね。
例年1,000人前後の受験生がどっと押し寄せるわけですから、自分を磨けないような人には受験して欲しくないということです。
絶世の美女である必要は全くなく、舞台人になるために自分を律して、美を追及できる人こそ受験資格があるですね。
宝塚音楽学校の合格基準ってあるの?
宝塚音楽学校の応募資格として、応募要領に書かれているのは次のとおりです。
①受験時に中学卒業あるいは高等学校卒業又は高等学校在学中の方
②容姿端麗で、卒業後宝塚歌劇団生徒として舞台人に適する
試験は、一次〜三次試験まであります。試験内容は次のとおりです。
二次試験:面接•歌唱•舞踊
三次試験:面接•健康診断
合格まではかなり長い道のりのようですが、実際には待ち時間が長く、試験を受けている時間はほんの数分!
あっという間に終わってしまうので、その短時間でいかに自分の魅力をアピールできるかが合否を分けます。
審査員は受験生のどこを見てる?
気になる審査基準ですが、審査員の先生方はその受験生が舞台人としての素養があるかどうかを見ています。
また、厳しい音楽学校での2年間の生活に順応できるのか?と言う点でも審査されると思われます。
ズバリ!合格するために必要なことは『笑顔』!
面接で噛もうが、バレエで多少失敗しても、そんなことは不合格の対象ではありません。
【本当にあった合格秘話】
面接の時、かなりの緊張から気を付けの体制で両手が両脇につけられない受験生がいました。嘘のような話ですが、これは実話です。
審査員の先生が「あなたは両手が浮いたままだけど、体につけられないの?」と質問され、その受験生は「はい!」と答えたそうです。
こんな受験生はだれの目から見ても不合格ですが、なんとその受験生は合格したのです。
その受験生はだれであったかはわからないのですが、これは私が受験生だった時には結構有名な話だったんですよ(笑)
審査員が受験生のどんなところに舞台人としての素養を見出しているかは分かりませんが、きっとどんな時にも笑顔でいられることが大切なんだと思います。
ブスでデブは合格できない?
『ブスでデブ』とは極端な話ですが、よく受験生が気にするのは自分の体重です。
現在舞台に立っている宝塚歌劇団の生徒達、特にトップ娘役さんはとてもスリムな方ばかりですよね。あの体型を維持するためには、日々かなりの努力をしているはず。
舞台人としては当然のことなのでしょう。お客様から観られる存在なんですもんね。
という事は、舞台人にふさわしい素養として、いかに自分を律して、体型維持に努められるかも大切だという事がわかります。
受験時に『デブ』である、つまり太っているということは、音楽学校に入るためにコントロールできなかったと言うように判断されてしまい、合格は難しいでしょう。
じゃー『ブス』かどうかは、どう判断するのか?
これは表面上の美しさというより、この受験生が舞台に立つとどんな感じになるのか?という点が審査基準になると思います。
誰が見ても絶世の美女でも「なんか違う!」なんてこともあるはず。
これは、宝塚の舞台をたくさん観て、決して美人ではない歌劇団の生徒さんがどのようにして舞台で輝いているかを研究するしかないですね!
ぜひ、たくさんの作品を観劇して、日々研究してください。
まとめ
宝塚音楽学校に合格するには、舞台人としての素養が必要です!と言うお話をいたしました。
近所で評判の美女さんでも、笑顔がなく、どこか暗いイメージを人に与えるようなら、それはちょっと合格は難しいかも。
「私は美人じゃないなぁ」と感じているなら、絶対に笑顔を大切にしてください!
なぜなら、これを書いている私が宝塚音楽学校受験の時に、緊張のあまり全く笑顔になれなかったからです。
大人になった今、思いますね。あの時もっと宝塚音楽学校に入学できたイメージを持ち続けて、試験を楽しめていたら!もっと笑顔で受験できていたら!って。
これから宝塚音楽学校受験を考えているあなた!試験を笑顔で楽しんでくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。